あらすじ

熱海の一件以降、優しい笑顔のまま祥子の行動を管理するようになった夫。唯一の心の支えだった祥子の職場にも、“とある写真”が送り付けられ、事態が急変する。
良い子の欲望 1巻

結婚して2年。優しい夫と、順調なキャリア。はたから見れば何の文句もつけようがないほどの、“幸せな日々”―――しかし、祥子はそんな日々に閉塞感を覚えていた。自分の気持ちに蓋をし続けながら“幸せな日々”を守っていた祥子だったが、仕事で出会った若きカメラマン・怜に、やすやすと仮面を見抜かれてしまう。「あなたの本当の欲望を撮りたい」私に欲望なんてない、私は皆が望むままに、ただ幸せに、平凡に生きていくだけ――――そう思っていたはずなのに。「良い子」の欲望の本性がいま、明らかになる。

良い子の欲望 2巻

「これ以上乱されたくない」??怜の言葉に動揺するも今まで通りやり過ごそうとする祥子。しかし、仕事を終えて帰宅すると夫の口から衝撃の言葉が飛び出して…。

良い子の欲望 3巻

夫・昭彦の心無い言葉に思わず家から逃げ出した祥子。勢いで飛び乗った熱海行きの列車の隣席には、なぜか怜が座っていた。図らずも始まった2人旅の行く末は―…?

良い子の欲望 4巻

熱海の一件以降、優しい笑顔のまま祥子の行動を管理するようになった夫。唯一の心の支えだった祥子の職場にも、“とある写真”が送り付けられ、事態が急変する。

良い子の欲望 5巻

怜の手を振り払い、妻として、母として生きる道を選んだ祥子。しかし待ち望んだ妊娠は叶わなかった――…。失望され、傷心する祥子だったが、偶然あるものを見つけて……?

良い子の欲望 6巻

私は私の人生を生きるんだ――。怜の撮った自分の素顔を見た祥子は、昭彦と対峙する覚悟を決める。彼女の下した決断とは、そして人生の行方とは――…?