ストアに行く
もっとみる
閉じる
メニュー詳細
周囲からクール王子と呼ばれる出版社の校正部員・本条遼一は、誰もが見惚れる超イケメン。しかし中学生時代は外見にコンプレックスがあり、好きな人に告白もできないくらい臆病だった。「――変わりたい。相手に好意を伝えられる自分に!」その一心で努力を始めた彼は大変身を遂げる。新しい恋が始まることはなかったが、かつて学生時代に好きだった美緒が同じ会社に入ってきたことから、忘れずにいた恋心が再燃する。努力して変わった自分を見てほしい、そんな思いを秘めながら美緒に接する遼一だったが、彼女の態度はどこか冷淡というより怯えに近くて…!?
美緒から露骨に避けられることにショックを受ける遼一。誤解を解きたいと近寄るが、逆効果になって怖がらせてしまう。そんな中、仕事上で致命的なミスが見つかり責められる美緒。遼一は上司として美緒をかばい、誰もいないオフィスで残業するふたりだったが、関係は気まずいままで―!?
幸せに包まれたオーラで笑顔を振りまく遼一に、社内の女子は胸のざわめきが止まらない。クール王子の変貌に慌てて事情を聞く戸倉と米原だったが、遼一は美緒に「イケメンが無理」と告げられたと話した。それでなぜ幸せオーラが出るのかと混乱するふたりを置き去りにし、自分がいかに安心したかを語る遼一。それは一般論とはあまりにズレていて…?
イケメン嫌いの美緒のため、意気揚々と昔のダサかった姿に戻る遼一。よれたスーツにぼさぼさ頭、クール王子からあまりの変身に社内の人々には衝撃が走っていた。一方、その姿を見た美緒は遼一の学生時代を思い出し、つい笑ってしまう。美緒を想っての行動で、笑顔を見れたことに感激する遼一は、勢いに乗りランチに誘うが..
美緒と同期で入社した新入社員・桃園悠果に猛烈なアプローチをかけられ、たじろぐ遼一。その一方、美緒のもとへ再び差出人不明の脅迫メモが送られてくる。美緒と普通に話せる関係になったと喜んだ遼一だったが、また以前のように避けられ始め…!?
好きな人と仲良くなりたい、その一心で取った行動のせいで美緒が責められていることを知った遼一は誤解を解くため、社内の人たちに自分の過去を告白する。ここ最近のダサい姿の真相を知りざわめく周囲をよそに、自分本位の行動だったと遼一は自責の念に駆られていた。足早に懇親会を後にした美緒は、遼一と過ごした中学時代を思い出す。読書で繋がり、本の楽しさや面白さを共有し過ごした日々の記憶を懐かしみ、遼一の存在を改めて噛みしめていた。そんな中、自称ライバルの同期、桃園悠果が現れて…?
