俺、オトコなんだけど…。ちょっとした好奇心から女装に目覚めた篠原。軽い気持ちで出歩いた街でエリート部長、桐生に出会う。ヤバい!バレたら …!ところが、篠原に亡き妻の面影を見た桐生に、女と間違われ惚れられてしまう。逃げる、追うの出会いを繰り返し、何故か2人は付き合うことに…?
部長、これナンパです! 酔っ払いに絡まれた女装姿の篠原を救ったのは桐生部長だった。桐生は何故か「貴女を待っていた」と告げる。篠原は自分だとバレずに何とかその場を逃げ出した。だが後日、部長の身の上話を聞き、俺のせいじゃね~し、と思いながらも少々後めたさを抱えていた。ある日、篠原は自分のミスで仕事上の大きな事件を起こしてしまう。迫るプレゼン。ざわめくオフィスの中で、桐生が下した決断は…。
篠原のミスで苦境に陥ったプロジェクトだが、桐生の機転で無事にプレゼンを終えることができた。その後も桐生は現れない女をカフェで待ち続けている。居もしない女に振り回されるなんて…。篠原はきっぱりと振ってケリをつけようと女装して桐生の元に向かうが…。
とっさに名刺を思い出し、危うくしのいだ篠原。何度もハラハラしたり、桐生の振る舞いに感心したり…。英会話のレッスンを重ねていくが、深入りしないうちに止めないと…と焦る篠原に、桐生がまた思いがけないことを言い出し…。
「すべてを受け入れる覚悟はある」桐生の薫への気持ちは真剣だった。その分、篠原は罪悪感を募らせていく。このまま黙って消えるか、それともすべてを告白するか。決断を迫られた篠原が選んだのは…。
「会社クビだろな…」とうとう正体をバラした篠原。クビも覚悟した彼を呼び出した桐生は、意外な提案をする。エリート部長×女装部下の勘違いから始まったラブロマンス、ついに完結!