あらすじ

術者の分家に生まれ「双子の姉の残りカス」として虐げられてきた少女・華。本家の新当主・一ノ宮朔の契約嫁になったはずなのに、朔は華に迫り翻弄してくる。一方双子の姉・葉月は望まぬ結婚を強いられ苦悩の中にいた。そんな中、華は葉月の本当の気持ちを知ることになる。華が葉月のために取った行動とはーー。大人気和風ファンタジーラブストーリー、第4巻!
結界師の一輪華 1

十八歳の一瀬華は、術者の分家に生まれたが、優秀な双子の姉と比べられ、虐げられてきた。ある日突然、強大な力に目覚めるも、華は静かな暮らしを望み、力を隠していた。だが本家の若き新当主・一ノ宮朔に見初められ、強引に結婚を迫られてしまう。

結界師の一輪華 2

優秀な双子の姉と比べられ、幼い頃より虐げられてきた少女・華。自由に生きるため、強い術者であることを隠して生きてきたが、本家新当主で、美しく強力な結界師である一ノ宮朔に強引に迫られ、華は契約嫁として日本を護る柱石の結界強化に協力することに。しかし周囲は大反対。朔の家族にも力を試され、学園でも嫌がらせに遭う華。一方、朔は立て続けに起こる不審な事件を調べていた。

結界師の一輪華 3

術者の分家に生まれ「双子の姉の残りカス」として生きてきた少女・華。本家の新当主・一ノ宮朔により本来の力を見出され、契約嫁となった。期間限定だったはずが、なぜか朔に気に入られ、夫婦関係を継続することに。ストレートな愛情表現に振り回されながらも、次第に華は本来の自分を取り戻していく。そんな中、危険な呪具ばかりが盗まれる事件が発生。朔との離婚を迫る二条院家の双子も現れて…。

結界師の一輪華 4

術者の分家に生まれ「双子の姉の残りカス」として虐げられてきた少女・華。本家の新当主・一ノ宮朔の契約嫁になったはずなのに、朔は華に迫り翻弄してくる。一方双子の姉・葉月は望まぬ結婚を強いられ苦悩の中にいた。そんな中、華は葉月の本当の気持ちを知ることになる。華が葉月のために取った行動とはーー。大人気和風ファンタジーラブストーリー、第4巻!

結界師の一輪華

何もしないことで、蔑んできた奴らを見返す

結界師の一輪華 クレハ おだやか ボダックス
ゆゆゆ
ゆゆゆ

のはやめて、老後に備えて少し働きます。 少しだけ、少しだけですよ?! という始まりです。 考えたら、最初からフラグはたっていた。 いつも優秀な双子の姉と比較され、周囲からは残り滓だのなんだの言われ、両親も姉を贔屓し、能力が低いと虐げられてきた。  でも覚醒したら、めちゃ強。 能力も式神もめちゃ強。強いってもんじゃないくらい強い。 強いものが正義の世界なので、強いとわかれば皆手のひらクルン間違いなし。 覚醒を詳らかにすると思いきや、残念ながら覚醒したのは、家族に受け入れてもらいたいという願いが消え果てたあと。 全力で覚醒した能力を隠し、能力なんて関係ない普通の仕事に就いて、一人悠々自適な老後を過ごすことを目標にした。 なんて健気…と思ったところで、本家ご当主様の登場。 主人公の強さに気づいたのはご当主様ひとり。 当主母も力が弱くて気づかず、主人公家族も気づかず、学校はみんな学生だからか気づかず。 能力の弱い人が周りに多すぎて、この世界は大丈夫だろうかと不安になってくる。 さらに主人公がなぜ覚醒したかもわからない。 わからないことが多いけど、離婚条件がついに成立したと主人公が喜び、なんやかんやあったところで2巻終了。 気になるところは3巻以降にわかるんだろうか。 離婚条件の成立が想定外に早くかった。 こんなに早く終わる条件なら、主人公もノリノリで応じて、式神は騙されていると心配するよねえと得心してしまった。