あらすじ「私と同じ時間を過ごしてくれて、ありがとう」優しくて明るい、気配りのできる子だった。大好きな友達だった彼女は、そう告げる手紙を遺して、20歳になる前に「希望死」を選んだ――。底抜けに明るいオーフエエフ職員が、その仕事を選択した理由。それは、「希望死法」成立直後に自身の身に起きた出来事に端を発していた。『サクッと死のうとプロに頼んでみた。』御堂の、ほろ苦く複雑な前日譚。