あらすじ

男子学生の春雄は毎晩のように寮を抜け出している。「白い鬼を待っている」という彼の言葉の意味とは?そして近所の橋に現れた幽霊の正体とは。探偵助手の少年・真が、小説家の藤と共に真相を探る。大正末期のアパートを舞台に描かれる奇縁の物語、第3巻。
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開花アパートメント 1

大正末期、翻訳家・藤が引っ越した先は雅趣あふれる「開花アパートメント」。そこでは住人全員が秘密を抱えていた。亭主を手にかけた「毒殺婦人」に歳の離れた探偵コンビ、不自然なほどに仲睦まじい二組の夫婦……。妖しき人間模様が絡み合う集合住宅奇縁譚。新鋭・飴石のデビュー作、第1巻!

開花アパートメント 2

亡き師匠・麒島麟太郎の名で、流行中の小説『誰が袖』の執筆をしている藤。開花アパートメントでの出逢いが、彼の「師への思い」を揺さぶる。絵画を通して歪な関係を続ける、画家とその姪。名門の学校に通いながらも出自に劣等感を抱く、元・孤児の青年……。大正末期の妖しき奇縁譚、待望の第2巻。

開花アパートメント 3

男子学生の春雄は毎晩のように寮を抜け出している。「白い鬼を待っている」という彼の言葉の意味とは?そして近所の橋に現れた幽霊の正体とは。探偵助手の少年・真が、小説家の藤と共に真相を探る。大正末期のアパートを舞台に描かれる奇縁の物語、第3巻。