あらすじ

引っ越しの見積もりにやってきた間タマノリ(はざま・たまのり)は、中学生カップルと階段ですれ違う。そのカップルの男子・一彦(かずひこ)は、実は引っ越しする家族の長男であった。その夜、ビデオを返却に出かけた一彦は、付き合ってる少女・水野(みずの)と公園で落ち合い、こっちに残るために叔母の家に下宿させてほしいと手紙を出したと話す。そして、手紙の件を叔母から知らされた一彦の父親は……!?
キャリング(1)

元暴走族のフリーター・間タマノリ(はざま・たまのり)が運送会社で働きながら見ていく、引っ越しにまつわる悲喜こもごもの人間模様を描いた人情ストーリー。恋人・つる子(つるこ)と一緒に住むために運送会社でアルバイトするタマノリは、荷物がやたらと多い一人暮らしの女性の引っ越し作業をすることに。そこで、ワケありっぽい女性の様子にいろいろ憶測してしまうタマノリだったが……!?

キャリング(2)

引っ越し作業をしていた間タマノリ(はざま・たまのり)は、そこへやってきた女性の行動で、引っ越しする男性が勝手に同棲解消したことを知る。悲しみに暮れる女性は最後に、これも男性の荷物に入れてと、タマノリに思い出のつまったアルバムを渡す。それを見ていた先輩のハルは、タマノリを現場に残して女性の様子をうかがわせる。そして、自殺しそうな女性を慌てて押し倒したタマノリだったが……!?

キャリング(3)

引っ越しの見積もりにやってきた間タマノリ(はざま・たまのり)は、中学生カップルと階段ですれ違う。そのカップルの男子・一彦(かずひこ)は、実は引っ越しする家族の長男であった。その夜、ビデオを返却に出かけた一彦は、付き合ってる少女・水野(みずの)と公園で落ち合い、こっちに残るために叔母の家に下宿させてほしいと手紙を出したと話す。そして、手紙の件を叔母から知らされた一彦の父親は……!?

キャリング(4)

品のある中年女性の部屋に引っ越し作業に行った間タマノリ(はざま・たまのり)は、その女性が来月結婚式を挙げることを知る。そこへやってきた結婚相手・沼田(ぬまた)はガサツでうるさく、女性とは釣り合わないように思えたが、二人はとても幸せそうだった。しかし、押し入れに敷いてあった古新聞から、沼田が悪質サギで逮捕されていたと知ったタマノリは、そのことを女性に知らせるべきか迷うが……!?そして、恋人・つる子がアメリカへ!?タマノリはどうする?心温まる感動ストーリー、ついに完結!