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地球こそ異世界だった!? 獣耳で百合SF(すこしふしぎ)。月には高度な文明を持つ、地球人に瓜二つの『兎人』が住んでおり、彼らは規則正しく平凡な日常を好む兎の遺伝子を組み込み、自らを従順な生物に作り変えていた。行きついた先は、AIに食事内容から分刻みの余暇の過ごし方まで、全ての選択を委ねた社会。そんな中、「自分のことくらい自分で選ばせてよ~!!」と 兎人の少女・兎子(うこ)は地球へと飛び出し、地球探査中の兎人・跳(はね)と出会う。2羽は戸惑いながらも…!?
地球こそ異世界だった!? 獣耳で百合SF(すこしふしぎ)。月には高度な文明を持つ、地球人に瓜二つの『兎人』が住んでおり、彼らは規則正しく平凡な日常を好む兎の遺伝子を組み込み、自らを従順な生物に作り変えていた。行きついた先は、AIに食事内容から分刻みの余暇の過ごし方まで、全ての選択を委ねた社会。そんな中、「自分のことくらい自分で選ばせてよ~!!」と 兎人の少女・兎子(うこ)は地球へと飛び出し、地球探査中の兎人・跳(はね)と出会う。2羽は戸惑いながらも…!?
人々はAIに全てを監視され、生活を任せ、提示された選択を受け入れる、安心で快適な人生を選んだ。しかしそんな人生を拒む個体が現れる…… とここまで書くと、なんだか『ハーモニー』みたいですね。 平凡を好む兎の遺伝子を掛け合わせた従順な「兎人(うじん)」。月で暮らす兎人の集団から逃げ出した女の子?兎子(うこ)は、地球でもう一人の兎人女子・跳(はね)に助けられ、一緒に暮らすことに。 好きなだけ肉を喰ったり、自分で好きな物を選ぶ楽しさの反面、生活はAIがやってくれなくてメンドクサイ。でも全てが新鮮な兎子は表情が晴れやか。一方、意外と寂しがりの跳が、マーキングの習性で兎子にアゴすりすりするのはとっても百合。百合ですわ……。 新鮮な異世界を楽しむ感じは『メイドさんは食べるだけ』に近い感覚も。兎型AI(劣化版)のおもちも含め、たくさんの「カワイイ」に満ちていて、最初「ハーモニーみたい」と思ったのは何だったんだ……というくらい明るく楽しいお話でした。 しかし、どこまでも付き纏うのは「兎人であることが、バレてはいけない」こと。この設定、シリアスに振れるのか、それともコメディになるのか……。