あらすじ15世紀末ミラノ公国。ルネサンス芸術が隆盛を誇る時代。血を見ることが苦手な理髪外科医のトトは、瀉血や焼灼などの治療方法ではなく、痛みの伴わない治療を望んでいた。そんな折、レニーこと画家のレオナルド・ダ・ヴィンチと出会い、医学書に疑問を持ち始める。レニーに才能を見いだされた彼は人体解剖の道に挑むことになる。そんなある時、理髪外科医のトトと、画家のレオナルド・ダ・ヴィンチに死体処理の命が下る。これはピンチか、それともチャンスか!?
解剖して人体を知り、完璧な人間を描きたいという芸術。テーマとして非常に興味深かったけれど、読後感は物足りない感じ。最終巻で設定ががらりと変わった感じで駆け足感。モナリザのくだりはぜひ深く描いてほしかった。 それでも、時代背景やダビンチ、ミケランジェロ、ボッティチェリあたりの関係性が描かれていて面白かった。ぜひ読んでみてください。