あらすじ【田舎町に光るコンビニのネオンの下。正反対な二人が過ごす、卒業までの大切な日々】元気なちかと、おとなしい和谷。正反対だけど惹かれ合ったふたりは想いを伝え合う。卒業までの約一年間、等身大で向きあった二人が迎えたのは…。夜はコンビニで、お昼は学校で。ゆっくりと距離が近づいていく、青春ラブストーリー下巻!
上下巻読了。これぞ等身大の日常をリアルに描いた青春ラブストーリーだ。 ヒロインは明るく元気な女子高生。ある日偶然入ったコンビニで、それまで接点の無かった無口な同級生男子がバイトするのを見かけて声を掛ける。この出来事をきっかけに、2人は週に一度のわずかな時間、クラスメイトに知られる事なく、コンビニで話をするようになるのだ。特に劇的な出来事が起こる訳では無いが、ささいな喜びやドキドキ、時にチクッとした胸の痛みを共有しながら、いつの間にか互いにかけがえの無い存在になってゆき…。田舎町を舞台にした優しい物語で心が温かくなった。