あらすじ

一度だけのはずだったふたりの関係は、あれからもずるずると続いてしまっていた。お互いダメだと頭では分かっていても何故か求め合ってしまう藤井と甲斐。「ずっと止まってんの 高校ん時のまま」 一緒にいる時間が増えていく中で、ふたりは自分自身のことをよく話すようになり、甲斐には大人に見えていた藤井にも、なにか事情があるようで…?
朝が来たら、ふたりは 1巻

営業課で働く藤井隼人(ふじいはやと)は隠れゲイで、自分の性的思考のことはひた隠しにして平穏に過ごしていた。ある日、同期の部下であるシステム課の甲斐悠介(かいゆうすけ)から、バーで自分が男とキスしている写真を見せられる。「僕と一回だけ、どうかなって」 写真を消す代わりに1回だけ自分と寝てくれと提案された藤井は、渋々承諾してしまう。そんな甲斐は自分がゲイであることを採用試験の時から堂々と公言しており社内では有名だったのだが、強引だった割に、行為中はどこか初々しさが残る様子で、その姿になんとなく違和感を覚える藤井だが…? 性格も境遇も異なるふたりが紡ぐ、甘く切ないオフィスラブストーリー。

朝が来たら、ふたりは 2巻

営業課で働く藤井隼人(ふじいはやと)は隠れゲイで、自分の性的思考のことはひた隠しにして平穏に過ごしていた。ある日、同期の部下であるシステム課の甲斐悠介(かいゆうすけ)から、バーで自分が男とキスしている写真を見せられる。「僕と一回だけ、どうかなって」 写真を消す代わりに1回だけ自分と寝てくれと提案された藤井は、渋々承諾してしまう。そんな甲斐は自分がゲイであることを採用試験の時から堂々と公言しており社内では有名だったのだが、強引だった割に、行為中はどこか初々しさが残る様子で、その姿になんとなく違和感を覚える藤井だが…? 性格も境遇も異なるふたりが紡ぐ、甘く切ないオフィスラブストーリー。

朝が来たら、ふたりは 3巻

一度だけのはずだったふたりの関係は、あれからもずるずると続いてしまっていた。お互いダメだと頭では分かっていても何故か求め合ってしまう藤井と甲斐。「ずっと止まってんの 高校ん時のまま」 一緒にいる時間が増えていく中で、ふたりは自分自身のことをよく話すようになり、甲斐には大人に見えていた藤井にも、なにか事情があるようで…?

朝が来たら、ふたりは 4巻

仕事も落ち着き、ゆったりとした日常を変わらずふたりで送っていた藤井と甲斐。藤井の「誰とも本気で恋愛する気はない」という発言の真意が気になった甲斐は、そのことについて恐る恐る尋ねることにした。そんな甲斐に対し、高校時代の淡い初恋の思い出を語る藤井。「こんな奴に誰かを好きになったり 誰かと恋愛したり そんな資格ないんだよ」 藤井の過去に触れた甲斐は思わず諭すような言葉を掛けるが――…!?

朝が来たら、ふたりは 5巻

セフレという関係ではあるものの、少しずつ距離が近づいていた藤井と甲斐。そんな時、甲斐のもとへ縁を切ったはずの父親から一本の電話がかかってきた。その内容にショックを受けた甲斐は思い悩んだ末、藤井との関係を終わらせる決意をする。「やめたいんです こうやってふたりで会うの」 それぞれの想いや葛藤が交錯し、ふたりはすれ違っていく―…。

朝が来たら、ふたりは 6巻

関係を終わらせたふたりは、お互い前の生活に戻っていた。前向きに仕事に取り組む甲斐の姿を見て、モヤモヤしつつもいいことだと自分に言い聞かせる藤井。しかしある人との会話で、甲斐が実は無理をしているようだと知りさらに葛藤を募らせる。「オレはどうする? どうしたい?」 悩みを巡らせながら街を歩いていると、思いがけない人物に声をかけられる。

朝が来たら、ふたりは 7巻

「オレは、知ってたのに。強いだけのやつも 弱いだけのやつも いないんだってこと──」 偶然初恋相手の松岡と再会した藤井。松岡と当時のことを話しながら過去を乗り越えることができた藤井は、ようやく自分の気持ちを自覚し、甲斐のもとへ向かう。しかし急いで向かった甲斐の家の前には藤井の知らない男が立っていて…?

朝が来たら、ふたりは 8巻

甲斐の自宅に駆け付けた藤井。そこで甲斐は藤井が知る由もないふたりの出会いについて話し始めた。「もう二度と 触れないと思ってた」 初めて泊まった日に見た甲斐の涙は何だったのか? 藤井はカムアウトを受け入れることはできるのか? 長く続いたすれ違い期間を乗り越え、ふたりは一緒に幸せになることができるのか? 性格も境遇も異なるふたりが紡ぐ甘く切ないオフィスラブストーリー、堂々完結。