あらすじ研修という名目で石垣島の診療所を訪れた亜月は、医師の芦萱から研修医と間違われてしまう。誤解は解けたものの、芦萱の往診に付き添い島内の患者の元を巡ることに。飄々としていて掴みどころがない芦萱に自分との共通点があるように思えないが、患者に寄り添う真摯な態度に、次第に尊敬の念を抱くようになる。一方で、様々な病に苦しむ患者と接し、「人」と「あやかし」の境界が分からなくなり……。