あらすじ

元同僚・堀出の義弟、谷下の実家の旅館から盗まれた2億円の掛け軸の行方を追っていた小藪たち。現在、掛け軸を所有している有杉財団は、古美術品の売買でマネーロンダリングをしているという。元総会屋の毒民が有杉財団と手を組んでいると考え、青威が小藪ともめてクビになったふりをして毒民の会社にスパイとして潜入することに……。
ナニワ銭道―もうひとつのナニワ金融道【合本版】 1巻

マンガ家を目指しながらキャバクラのボーイとして働く青威雄一郎。安月給でなんとか生活していた青威とは裏腹に、同僚の小藪蛙次には1億円の貯金があった。なんと小藪は周りの人間に金を貸し、金利で稼いでいたのだった!!借金のある美女を集めた小藪は「マルトク商事」を起業し、彼女たちと1千万を使い新しいビジネスを立ち上げろと青威に試練を課す。しかし、香港から出稼ぎに来た双子の美女・リンリンとランランは小藪の事務所を抜けて自分たちと風俗を経営しようと誘ってくるのだった。

ナニワ銭道―もうひとつのナニワ金融道【合本版】 2巻

かつて小藪を裏切った宿敵・我目津率いる「ガメツ食品」は食品偽装をしていた。小藪と青威は食品偽造の内部告発をさせて我目津に復讐を開始するが、我目津の右腕・イクミの根回しでライバルの呉地食品と手を組み、我目津は筆頭株主のまま社長を辞任。すぐにガメツ食品の経営を立て直されてしまう。そんな時、呉地食品の社長・呉地が小藪に接触してきて……!?

ナニワ銭道―もうひとつのナニワ金融道【合本版】 3巻

元同僚・堀出の義弟、谷下の実家の旅館から盗まれた2億円の掛け軸の行方を追っていた小藪たち。現在、掛け軸を所有している有杉財団は、古美術品の売買でマネーロンダリングをしているという。元総会屋の毒民が有杉財団と手を組んでいると考え、青威が小藪ともめてクビになったふりをして毒民の会社にスパイとして潜入することに……。

ナニワ銭道―もうひとつのナニワ金融道【合本版】 4巻

大学生サークル「金融研究会」は萩取一喜をリーダーとし、学生ながら闇金のような活動をしていた。萩取の彼女・島里メメの親で「島里クレジット」の社長からの依頼で金融研究会を調査する小藪と青威。メメの元カレ・横島は自分からメメを奪った萩取に復讐するため、金融研究会のメンバー・萎身を金で買収していた。違法な闇金事業をネタに、横島は萩取をゆするが、萩取達の周りには怪しい中年男がうろついているようだった。小藪は学生たちとは別の組織が動いているのではないかと考えるが……。

ナニワ銭道―もうひとつのナニワ金融道【合本版】 5巻

小藪に過払い金の返還請求をしておきながら姿を消した「タナボタ興業」に務める佐場与実男。不審な発言を残して失踪した佐場の足取りを追ってエゲツナ法律事務所を尋ねる小藪だが、個人情報は教えられないと体よく追い返されてしまう。その後連絡がとれた佐場からタナボタ興業の専務・棚母田式也と流行りの詐欺軍団「ナニワテレワグナム社」がズブズブの関係であることを聞かされる。佐場と式也の妹・すず美は、タナボタ興業存続のために式也と詐欺軍団を離反させてほしいと小藪に依頼するのだった。