拝啓、天国の両親へ。私、広瀬詩莉(ひろせ・ことり)は16歳になったので――結婚します。恋人でもないし、家族でもない。血のつながりもない。けど一緒に暮らしている私の愛しい人――鷹辻純(たかつじ・すなお)。6歳の時に天涯孤独の身となった私に彼は「僕の家族になって欲しい」と言ってくれた。その言葉が、あまりにも嬉しくて私は……10年後、婚姻届けを記入して彼の前に見せつける!でも返ってきた答えは予想外のもので……!? 勘違い妄想じゃじゃ馬娘は育ての親と『12歳』年の差結婚をすることができるのか!? 「ふつつかな幼妻ですが、絶対幸せにします、私(16歳)が!!」