あらすじ舟遊びをしていた西郷吉之助(さいごう・きちのすけ)と大久保正助(おおくぼ・しょうすけ)は、台風に巻き込まれて遭難し、ある屋敷の子息に助けられる。そして目覚めた吉之助は、命の恩人である子息に手伝いを申し出て、剣術稽古の相手を頼まれる。その後、剣術が強い吉之助にムキになった子息は、勢い余って足をくじいてしまう。そんな時、遅れて目覚めた正助は、その子息が薩摩藩藩主である島津一門の若君様だと気づき……!?