新プロジェクトの室長として、忙しい日々を送る結城こなす。以前から続く腹痛のために病院を受診すると、医師から驚愕の事実を告げられる。「子宮内膜症の可能性があります。別の病気のおそれもあるので検査をしましょう」。手術や療養で仕事を休まざるを得なくなったら、積み上げてきたキャリアはどうなるのか。思わず社内で泣き崩れたこなす。そこに現れたのは、お局だった。「誰もあなたの仕事は取りません。もっと人を頼って、利用してください」。それから数日後、部下の妻が夫の産休取得の話し合いにやってくる。権利ばかりを主張する猛烈なモンスターワイフに追い詰められたこなすは…!? 働く女性の葛藤を描く、痛快オムニバスシリーズ第12話!
会社が始まって以来、初めての男性育休取得者となった健斗。仕事から離れ、長男・律の子育てを妻の梨香子と分担しながらやっていた。しかし、会社でどうしても健斗を必要とする業務が発生。一時的に仕事に復帰しなければならなくなる。家事や育児をこなしながら、必要な書類を作成するが、なかなかうまくいかない。育児と家事、そして仕事…。生活のリズムが徐々に崩れていき、妻との関係もギクシャクしていく。そんな時に、孫の顔を見に来た実母と妻が育児方法を巡って衝突、健斗は板挟みになってしまう。全てがうまくいかない…そんな日々を健斗はどう乗り越えることができるのか――。働く男女の葛藤を描く、痛快オムニバスシリーズ第16話!
ハピネスサニー初の男性育休取得者である新田は、妻の梨香子と協力し、育児と家事をやってきた。しかし、妻がストレスをため込んでしまい、爆発。新田は息抜きをしてもらうために妻を観劇に送り出したが、折悪く上司から「すぐに出社してほしい」という緊急の呼び出しを受けてしまう。頼る者がいないため、子連れでの出社を余儀なくされた新田。それを見た常務取締役のカエデサマが声をかける。「あなたは自分の希望や意見を飲み込んで、相手に任せているでしょう。けれど、それは人に責任を押し付けていることでもあるんですよ」その言葉によって目が覚めた新田は、噂話をする社員を前に思いもよらぬ行動をとって――。働く人々の葛藤を描く、痛快オムニバスシリーズ!
社内で起きるちょっとしたいざこざや社員同士の衝突で落ち込む社員を総務のお局的存在・幸丘の言葉によって良い方向に向かっていく、有り体にいうとそういう話。 基本1話完結形式。 1話ごとに対象人物を変えて、幸丘の金言に自分自身の落ち度や弱みに気付かされ、やる気を回復していく様は見ていて爽快だし、悩む部分はサラリーマンの方なら誰でも共感できると思います。 主に人間関係だったり、キャリアのことだったり、ですね。悩みが尽きない部分です。 そして、そんな幸丘の正体は・・・ 断定はされていませんが、まぁ会社のエライ人です。(ということが容易に想像できるつくりなのでネタバレにはならないと思います) 一見野暮ったい風体で接するけど、出てくる言葉の切れ味で只者ではないことはわかります。 この設定も懐かしいし、自分は好きなんですよね。 社内を掃除していたおっさんが実は社長だったとか。 実際は、偉くなればなるほどそんなことしている暇なんてないのだろうけど、社員のモチベーション維持のためにこういう役回りの人は必須だなぁとか純粋に思ってしまいました。 色んな部署を常日頃からみており、問題ありそうな組織や人にさっと解決するための糸口を与える。 隠密お局とはよく言ったものです。 こういう第3者的監査っぽい人、ホント社内に1人はいて欲しい。