あらすじ「人も妖魔も隔てなく、誰もが道の真ん中を歩ける世界」。その願いを叶えるために日々奔走する猫又の黒井。だが生きるもの全てを壊していく宿敵・不知火を前に、少しずつ理想を見失ってしまう。そんな中、黒井に手を差し伸べてくれたのは意外な人物だった……! 黒井と不知火、ふたりの対決の行方は? そして訪れる世界は、どんな姿をしているのか? 大日本帝国を舞台に描かれる明治捕物奇譚、これにて完結。