第9回小学館漫画賞受賞作品不朽の名作『ストップ!にいちゃん』とともに小学館漫画賞を受賞した傑作が初の単行本化!本作を読まずして関谷ひさしは語れない!あらすじ小さな島の小さな小学校に新しくやってきた教師加上大作は、気は優しくて力持ちのスーパーマン。「ファイト!」という口癖から生徒のみんなはファイト先生と呼んでいる。ある日の休み時間、木の棒と石で野球をする生徒たちに気づいた加上は危険なので注意するのだが、理科の教材すら満足に買えない学校の貧しさを思い出し、厳しく注意することができない。不憫に感じた加上は、自身の思い出が詰まったボクシンググローブを売って得たお金で野球道具を買おうと計画するが……。解説昭和38年から約2年に渡り小学館の学年誌に連載された本作は、孤島の小学校に赴任してきた新米教師加上と加上にファイト魂を注入された生徒たちの奮闘と成長を描いた物語だ。貧しい学校経営、島に潜伏した殺人犯、島の美しい自然を脅かす都会の人間といった次々に起る問題をスーパーマンのように解決していく加上の姿に『ストップ!にいちゃん』の主人公、南郷勇一が大人になった姿を重ねる関谷ファンも多いのではないだろうか。学園ものといえば「熱血」と思われがちだが、本作はあくまで軽妙、痛快に描かれており関谷ひさしの真骨頂を感じとれることだろう。小学館漫画賞を受賞したことも納得の傑作を是非お楽しみ頂きたい。
子どもの頃、こんな先生に出会いたかった!明るく元気なファイト先生から勇気をもらい、子どもたちのひたむきさに思わずほろっとさせられる――。これは間違いなく傑作だ。超人的な身体能力だけど、恐ろしいほど不器用な少年がおくる抱腹絶倒な日常。明朗学園コメディー『ぶきっちょ』を特別収録!!あらすじ“ファイト先生”加上大作と生徒が、元気に日々を送る島の小さな小学校に富士野みゆきという先生が新しく赴任してきた。富士野は若い女性だけど、加上に負けないくらいのファイトの持ち主で生徒達も大喜び。だが、富士野と同じ船で島にやってきた“稲妻”と名乗る謎の男の登場である騒動がまき起こるのだった。加上と稲妻の過去の因縁とは!?そして、不穏な空気を感じ取った生徒河井くんが、父親のように慕う加上のためにとった行動とは!?解説昭和38年から約2年に渡り小学館の学年誌に連載された本作は、孤島の小学校に赴任してきた新米教師加上と加上にファイト魂を注入された生徒たちの奮闘と成長を描いた物語だ。貧しい学校経営、島に潜伏した殺人犯、島の美しい自然を脅かす都会の人間といった次々に起る問題をスーパーマンのように解決していく加上の姿に『ストップ!にいちゃん』の主人公、南郷勇一が大人になった姿を重ねる関谷ファンも多いのではないだろうか。学園ものといえば「熱血」と思われがちだが、本作はあくまで軽妙、痛快に描かれており関谷ひさしの真骨頂を感じとれることだろう。小学館漫画賞を受賞したことも納得の傑作を是非お楽しみ頂きたい。