あらすじシズクの村を救うため、狼人の里へと向かったマージ。しかしすでに里は魔物たちによって蹂躙されていた! 村を救うためには、押し寄せる魔物の源となるS級ダンジョン『蒼のさいはて』の王を倒さねばならない。シズクに村を任せて迷宮の最奥へと向かうマージ。しかし、そのダンジョンには王とは別に魔物を外界に放った『人の敵』の陰謀が待ち受けていた...!? はたして魔物を生み出す『魔海嘯』の元凶は...!? ※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。
主人公は「神銀の剣」という名のS級パーティに所属するマージという男。 【技巧貸与(スキル・レンダー)】という固有スキルを持つ彼は、その能力を用いて自身の持つ他のスキルをパーティの仲間に貸与し、仲間がそのスキルを最大限に増幅させることで実力を上げていました。 しかし、スキルを貸すというその特性上、実際の戦闘では無能になってしまうマージ。 そのせいで彼は仲間から冷遇され、遂にはパーティから追い出されることになります。 そんな仲間に愛想を尽かし、これまで貸していたスキルの返却を求めるマージ。 スキルを返しても十分な経験値を重ねてきたため問題ないとあっさり返却に応じる仲間でしたが、 実はマージが貸していたスキルには、過去6年間で積み上げられた莫大な"利息"が付いていたのです。 こうして自身のスキルを利息という大きな見返りと共に"とりかえした"マージが、パーティを離れて自由の身となり新たな旅を始めるという物語です。 人生やり直しの物語であり俺TUEEE系の要素もあるため、自身のスキルを最大限に活用しながら活躍していくマージの姿が魅力の作品です。 また、マージにスキルを"返却"したあとのパーティの元仲間も今後と往生するようで、彼らの"その後"がどのような描かれ方をするかも気になる作品です、 1巻まで読了