あらすじ壮絶な遺体となって発見された一人の女性の白骨死体。刑事課強行犯係の奥貫綾乃は不可解な死を迎えた鈴木陽子という女が辿った転落人生を徐々に知っていくことになる…一家離散を経て結婚にも恵まれなかった陽子は独りで生きるために生命保険の外交員の仕事につくが厳しい現実が待ち構えていた…声なき声の意味を知る究極のサスペンスストーリー!
死人に口なし。 事件性があればそれを紐解くのは警察の仕事… 身体を猫に啄まれ(その猫すら餓死?してしまってたが)死んでから白骨になるまでかなり時間が経過した状態で発見された遺体、鈴木陽子の人生とは? という感じでスタートする本作。 鈴木陽子は1人目で、1話ずつ別の内容になってくタイプかな、とか勝手に思ってたんですがこの「鈴木陽子」が内容的にもだいぶヘビーで、もしかしてこの1人目だけで数冊いけるのでは…そして完結してしまうのでは…という気がしないでもない。 何しろ1巻終わってもまだ何も解決する気配はしてない。 そういう人生ってあるんだろうか、と想像を結構悪い方に働かせたらこういう想像も出来なくはない…っていう感じの1巻でした。 ひとまず鈴木陽子がケリがつくまでは見届けたい。