あらすじ

ミラーでの「発売前のコスメでメイクビジュアルを提案する」という課題で使用する色が被ってしまったアイアと中野。課題に対してなかなか調子が上がらないアイアはミラーに居づらい気持ちを察してくれたMMに自宅に招待される。自分の中に焦りを感じていたアイアがMMがメイクを志すきっかけをたずねると、そこには自分を「脇役」だと思って生きていた男の物語があった――。
ブレス 1巻

元モデルの宇田川アイアは、メイクアップアーティストになる夢を持っていたが、周りから否定されることを恐れて夢を諦めていた。ある日アイアは、顔のそばかすを隠すように背中を丸めている大人しい女の子・炭崎純と学園祭のコンテストに出場することになった。衣装・ヘアメイクを担当するスタイリスト役とモデル役の2人1組でランウェイを歩くコンテストで、アイアは炭崎にメイクをすることに。炭崎とのやり取りの中で教室では見せない魅力を炭崎に感じたアイアは、メイクで炭崎の魅力を引き出し学園祭に挑む。

ブレス 2巻

メイクの仕事をこなしメイクアップアーティストの夢に向かって歩み始めたアイアは、大屋からの電話で渋谷のメイクスクール「MIRROR」の存在を知る。アイアは自分の技術を向上させるためにMIRRORへ行くが、そこには圧倒的な技術を持つ同世代のライバルがいた…!

ブレス 3巻

U21ヘアメイクコンテストの優勝を目指すためギンガのアシスタントをすることになったアイア。雑誌の撮影現場でベテランヘアメイク高槻のアシスタントをする大崎ジョーとばったり出会い、アイアとジョーの2人でモデルにメイクをすることになった。普段は飄々としてつかみどころのないジョーだが、彼には人とは違う価値を持つがゆえに苦しんだ過去が。高槻との出会いで表向きの明るさを手に入れたジョーは着々とメイクを完成させていく。一方アイアは、モデルを続けることに限界を感じている女性・北山にメイクをすることに。憧れであった雑誌で活躍の場を失いつつある北山に対して、アイアはあることに気づきメイクを施していく――。そしてアイアのメイクを見たジョーは表向きの明るさが崩れ、ジョー本来の姿が露わになっていく――。

ブレス 4巻

それぞれの道へ向かって着実に歩みを進めるアイアと純。純が初めて語る将来の夢にアイアの心は燃え上がる。特別編として純の母・より子の物語を収録。純を「ひまわりみたいな子」と言って育てた母・より子とパートナーとの出会いと別れ――命を紡ぐ物語とは――。

ブレス 5巻

ミラーでの「発売前のコスメでメイクビジュアルを提案する」という課題で使用する色が被ってしまったアイアと中野。課題に対してなかなか調子が上がらないアイアはミラーに居づらい気持ちを察してくれたMMに自宅に招待される。自分の中に焦りを感じていたアイアがMMがメイクを志すきっかけをたずねると、そこには自分を「脇役」だと思って生きていた男の物語があった――。