昔からダメ男とばかりつきあってきた八江都は、家業の八江都酒造が廃業したあとは、買収先の株式会社キシマで酒造とは関係のない仕事に精を出している。そんなある日、キシマの次の買収先に使用する一千万円が紛失した。紛失届を出したものの、警察は「社長が一千万円を横領したのでは」と疑惑の目。その疑惑捜査のためにやってきたのは、八江都が十五年前、実の弟のようにかわいがっていた満男だった。住み込み時代とは違い、すっかり大人の男になり生意気になった満男は、八江都のことを覚えていたどころか社長の鬼嶋をなぜか目の敵にし、「ガキの頃の約束覚えるよな?」と迫ってくる。大人になったら一緒に飲もうね、というかわいい約束を大事にしていてくれたと知り、うれしくなった八江都は、さっそく家飲みに誘うが!? 年下警察官×はんなり京都弁のサラリーマンの再会下剋上ラブ!(「初恋お兄さんと二度目の恋1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.43に収録されています。重複購入にご注意ください)
「ほんとに夕べのこと、覚えてないのかよ……」警官になって現れた年下の幼馴染・満男と喜びの再会を果たしたあと、一夜の過ちを犯してしまった八江都。長年の想いを遂げ満足げに恋人のように接してくる満男に対し、八江都は酒に酔って覚えていないことにしてしまった。傷ついてすねてしまった満男をかわいそうに思ったけれど、弟のようにかわいがっていた満男を汚したようで、心の中にくすぶるものがあったのだ。気まずいまま別れることになった二人だったが、そんな折、横領疑惑をかけられている鬼嶋社長が行方不明になって!?年下警察官×はんなり京都弁のサラリーマンの再会下剋上ラブ!(「初恋お兄さんと二度目の恋2」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.44に収録されています。重複購入にご注意ください)