あらすじ

祥陽学園高校の超常現象研究クラブ一年生・水瀬凛は、部長や生徒会長のマスコット的存在。新学期に入り、絶大な人気を誇る美貌の図書委員長・紫姫絢一先輩と寮で同室になった凛は、謎めいた紫姫への想いを募らせる。ある日、夜中に部屋を抜け出した紫姫を追って礼拝堂へ行った凛は、紫姫が他の寮生と抱き合っているのを目撃してしまう。それを非難した凛の唇も……。
漆黒の薔薇にくちづけを(上)

祥陽学園高校の超常現象研究クラブ一年生・水瀬凛は、部長や生徒会長のマスコット的存在。新学期に入り、絶大な人気を誇る美貌の図書委員長・紫姫絢一先輩と寮で同室になった凛は、謎めいた紫姫への想いを募らせる。ある日、夜中に部屋を抜け出した紫姫を追って礼拝堂へ行った凛は、紫姫が他の寮生と抱き合っているのを目撃してしまう。それを非難した凛の唇も……。

漆黒の薔薇にくちづけを(下)

凛への想いを告白しながらも「僕は吸血鬼だ」という言葉を残して姿を消してしまった紫姫絢一。だが、凛は紫姫との再会を信じ続ける。八年後、聖メリキエル学園に教師として就任した凛の前に現れたのは、紫姫によく似た雰囲気を持つ生徒。隠岐洵一と美形だが、意地悪な美術教師・世羅一真だった。隠岐こそが姿を変えた紫姫だと確信する凛だが……!?