あらすじ

「オレ達はここに戻ってきた、待っている人がいるこの場所に」ついに、用九商店の向かいに巨大ショッピングモールが建てられた。目に見えて売り上げが下がるなか、モノとお金のやりとりだけではない商売を続けるため俊龍(ジュンロン)はある打開策を練る。一方、母親の借金の取り立てに追われる昭君(チャオジュン)の元に再開発責任者として帰郷した元恋人・恩沛(エンペイ)が訪れー。それぞれの大切なモノを守るため、「過去」と「今」が交錯し、物語は大きく動き出す!---台湾で最も権威ある「金漫賞」受賞&実写ドラマ化!かつては「人々につながりを与える場所」であり、「心の拠り所」でもあったよろず屋本作は都市化が進み、台湾でも失くなりつつある商店を中心に、日常を懸命に生きる人々の交流、そして一人の青年の学びと成長を描く
用九商店(1)
「だったら、オレが明かりをともそう。そう決めた」台北(タイペイ)市で一流の会社に勤める揚俊龍(ヤン・ジュンロン)。ある日、よろず屋「用九商店(ようきゅうしょうてん)」を営む祖父が倒れたという知らせが入る。店をたたむため数年ぶりに帰郷することにしたが・・・。思い出が詰まった「記憶の箱」を通して俊龍が見つけたものとは?---台湾で最も権威ある「金漫賞」受賞&実写ドラマ化!かつては「人々につながりを与える場所」であり、「心の拠り所」でもあったよろず屋本作は都市化が進み、台湾でも失くなりつつある商店を中心に、日常を懸命に生きる人々の交流、そして一人の青年の学びと成長を描く
用九商店(2)
「前さえ向いていれば、乗り越えられないことなんてない」よろず屋「用九商店」を継ぐことに決めた、俊龍(ジュンロン)。店も増築し、心機一転再スタート!と思いきや用九商店差し押さえの張本人・吉誠(ジーチェン)が突然現れて・・・。一生続くように思える苦しみも、いつかは癒えるときが来る。人とのつながりのなかで新たな一歩を踏み出す第2巻!---台湾で最も権威ある「金漫賞」受賞&実写ドラマ化!かつては「人々につながりを与える場所」であり、「心の拠り所」でもあったよろず屋本作は都市化が進み、台湾でも失くなりつつある商店を中心に、日常を懸命に生きる人々の交流、そして一人の青年の学びと成長を描く
用九商店(3)
「オレ達はここに戻ってきた、待っている人がいるこの場所に」ついに、用九商店の向かいに巨大ショッピングモールが建てられた。目に見えて売り上げが下がるなか、モノとお金のやりとりだけではない商売を続けるため俊龍(ジュンロン)はある打開策を練る。一方、母親の借金の取り立てに追われる昭君(チャオジュン)の元に再開発責任者として帰郷した元恋人・恩沛(エンペイ)が訪れー。それぞれの大切なモノを守るため、「過去」と「今」が交錯し、物語は大きく動き出す!---台湾で最も権威ある「金漫賞」受賞&実写ドラマ化!かつては「人々につながりを与える場所」であり、「心の拠り所」でもあったよろず屋本作は都市化が進み、台湾でも失くなりつつある商店を中心に、日常を懸命に生きる人々の交流、そして一人の青年の学びと成長を描く
用九商店(4)
「成功とは目に見えるお金や名声ではなく、その人がどれだけ多くの人を助けたか」夢なかばで村の再開発責任者、さらには社長の座をも降ろされた恩沛(エンペイ)。ある男との出会いをきっかけに、恩沛は退任後、労働者への不正を横行する会社へ訴訟を起こすことを決意する。そんななか、両金(リャンジン)は道ならぬ恋に悩む鳳玉(フォンユー)と向き合うため、台北にある鳳玉の自宅へと向かうが……。幸せの「かたち」とは?それぞれの思いを胸に、現実から夢への旅路を歩いていく!---台湾で最も権威ある漫画賞「金漫賞」受賞作・実写ドラマ化!かつては「人々につながりを与える場所」であり、「心の拠り所」でもあったよろず屋。本作は都市化が進み、台湾でも失くなりつつある商店を中心に、日常を懸命に生きる人々の交流、そして一人の青年の学びと成長を描く。
用九商店(5)
「生きている者は自分を大切にするもんだ。オレたちにはまた明日が来るから」進徳からよろず屋を継ぎ、「記憶の箱」を守りながら村の発展を支える俊龍。一度は縁の切れた母親と再会する昭君。全てを投げ打ってでも、不正に抵抗する恩沛。それぞれの選択した未来が、新たな日常となっていく。あなたの場所が、きっとある。『用九商店』、堂々完結!---台湾で最も権威ある漫画賞「金漫獎」受賞作&実写ドラマ化!かつては「人々につながりを与える場所」であり、「心の拠り所」でもあったよろず屋。本作は都市化が進み、台湾でも失くなりつつある商店を中心に、日常を懸命に生きる人々の交流、そして一人の青年の学びと成長を描く。
用九商店
よろず屋と縁と人生達 #1巻応援
用九商店 ルアン・グアンミン 沢井メグ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
台北で地上げに従事していた青年が、台北から3時間離れた田舎のよろず屋を受け継ぐ物語。そこには「懐かしさ」と一括りにできない、老若男女たくさんの人の縁の物語が待っていた。 よろず屋「用九商店」で提供される品は、よく見ると日本人の私にはよく分からないものが多くて面白い。日常的なもののはずだが一体何に使うのか……。 近所の顔馴染みが集い、話し笑い合うお店の雰囲気も、町の様子も全く垢抜けない。しかし主人公を含めた人の歴史、変わらない廟、ゆっくりとした仕入れと時の流れ、ざらつく質感……店に結びつくそれらが一つひとつ丁寧に描かれると、そこで人生を大切に生きてきた人達の物語を肯定したくなる。 主人公の青年が、周囲の人々に助けられて創り出す新しい店の形も素敵だ。 古い物をただ否定するのではない、過去を大切にしたままで、新しい時代を迎える方法があるのではないかという、今までにない希望の様な物がそこにはある。 ここに住む人達の悲喜交々を、小さくても豊かな人生達をずっと見ていたい。生きる充実感でこちらも満たされる、少しずつ時の進む台湾の田舎の物語を、もう一度読み返したい。 (#1巻応援 としましたが、1・2巻同時発売なので2巻の内容まで含みます)