「LIEGE(リージュ)へようこそ」如月(きさらぎ)の足許に跪き、男は艶めく笑みを浮かべて、恭しく手の甲にキスをした。―――人気俳優の如月柊士(じゅうじ)は、フェロモン過多なスキャンダラス帝王。偶然訪れた高級ホストクラブで、高校時代対極にあった男・不動師眞(ふどうかずま)と再会する。政治家の子息でクソ真面目な優等生だった不動。その彼が男の艶と自信に溢れたNO.1ホスト「カズマ」としてて艶然と微笑む。彼の挑発に対抗(ライバル)心を掻き立てられる如月だが、泥酔して目覚めたのは不動の腕の中。どういう訳か、不動との肉体(セフレ)関係が始まって…!?