ぴっこりーな
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焼き鳥屋の若き店主・朗(あきら)くんが好きになったのは、美しいバニーガールの峰香(ほうか)さん。しかし彼女のまわりには、峰香さんを真似するそっくりなバニーガールが4人も付き添っています。「いったい、誰が本物の峰香さんなんだ?」こんなユニークな出会いから始まる『ピッコリーナ』。作者は前作『欅姉妹の四季』で多くの読者から実力を絶賛された新鋭・大槻一翔さん。得意の日常描写や飲食場面に加えて、今作ではバニークラブが登場! ていねいかつ派手な、新しい感覚の読書体験が楽しめます。
焼き鳥屋の若き店主・朗(あきら)くんが好きになったのは、美しいバニーガールの峰香(ほうか)さん。しかし彼女のまわりには、峰香さんを真似するそっくりなバニーガールが4人も付き添っています。「いったい、誰が本物の峰香さんなんだ?」こんなユニークな出会いから始まる『ピッコリーナ』。作者は前作『欅姉妹の四季』で多くの読者から実力を絶賛された新鋭・大槻一翔さん。得意の日常描写や飲食場面に加えて、今作ではバニークラブが登場! ていねいかつ派手な、新しい感覚の読書体験が楽しめます。
『欅姉妹の四季』の大槻一翔さんが、舞台を『青騎士』に移して新たに素敵な世界を紡いでくださっています。 バニーガール×やきとり。 何を言ってるのかわからないと思いますが、私もわかりません。考えずに感じてください。美人がやきとりを美味しそうに食べて幸せそうになっている、それだけで救われる命もあります。 タイトルの「ピッコリーナ(piccolina)」とは、イタリア語で「小さい」「小さくてかわいいもの」の意。ヒロインのバニーガール峰香(ほうか)さんは、どちらかというと170cm近くあって高身長なのに、タイトルはどういう意味なのだろうと思うかもしれません。その意味も、読んでいくと解ってきます。 本作の1番の見どころは主人公の朗(あきら)と蜂香さんとの関係性の進展に他なりません。美人すぎる蜂香さんとの距離感に戸惑いながらも、少しずつ関係を深めて行こうとする朗、それに対する蜂香さんのひとつひとつの反応が実に良い味わいです。ささやかなやり取りの中に、深い良さみがあります。 それに加えて、大槻一翔さんの画力があるからこそ描ける華やかなバニークラブの様子なども良いです。セクシーではありながら、爽やかで嫌らしさがないのが流石です。あまりこういったキャバクラ含むクラブを楽しむ文化圏にはいなかったのですが、その楽しさを教えられた気がします。 読むと炭火で焼いた美味しいやきとりを食べたくて仕方なくなりますので、読むタイミングにはゆめゆめお気をつけください。