あらすじ漫画家・花沢健吾の初期短編集。未発表の処女作を含む短・中編7作品を収録!!収録タイトル:『墓穴』(’97年)『退屈な月』(’99年)『ジョニィからの伝言』(’00年)『ラウンドガール』(’03年)『なで☆シコ』(’07年)『チンパー』(’09年)『人生かやの外』(’12年)
単行本が発売された時は自分もうら若き乙女だったので「ふ〜ん」みたいな感じであまり刺さらずに手放しちゃったんですけど、今になってむちゃくちゃ後悔してます。それというのもこれに収録されてる『退屈な月』という短編を折に触れて思い出すからです。自殺しようと屋上を訪れた男の子が同じく自殺しようとしてる女の子に出会う話で、どういう話の流れかは忘れましたが「どうせ死ぬならセックスしよう」とやりまくるんですよね。そしてラストは「明日も会おう」ということになり、2人とも死ぬのをやめるという…。屋上から見える月も綺麗でなんとも形容しがたい甘い気持ちになる話なんだよな〜。それぞれの話の後に作者コメントもあってそれも読み返したいんですよね。電子で買い直しますか。