【とある事件】をきっかけにアイドルを辞めた純は、生きづらさを抱えながらバイトをする日々を送っていた。そんな中出会った謎の男、桐島光輔。彼は飄々とした顔で純の心を掻き乱していくが…!?
光輔にアイドル時代の壮絶な過去を打ち明けた純。「アイドル」という居場所や心の拠り所だった「11さん」の存在を否定され、純は光輔との「分かりあえなさ」に寂しさを募らせるが――?
「その笑顔むかつく」そう言って突然キスをしてきたくせに、何事もなかったかのように振る舞う光輔。一方斗真は、純に高価なプレゼントをしたり執拗にメッセージを送ってきたり、異常な執着を見せてきて…?
光輔に想いを募らせながらも、純は「自分が『11』だ」と言う斗真と付き合うことに。斗真のエスカレートする執着と束縛に、純の心はすり減っていく…。そんな純を見た光輔が動き出す…!? 衝撃の最終巻!