あらすじ

瀬田が父を欺いた張本人であると知ってしまった千春。家を出ていく千春に瀬田は「次は探さない、迎えにも行かない」と伝えた。復縁もせず、さりとて離縁もしないままひと月が経ち――…?
離縁は致しかねます! 1巻

背中の痣を理由に縁談を断られ続けた千春。父の借金の形として嫁いだ先は、“良くない商売”で成り上がったという怪しい男で…?

離縁は致しかねます! 2巻

本意ではない結婚生活ではあったが、瀬田の心に触れ次第に心を許し始めていた千春。しかし未だ背中の痣のことを彼に告げられずにいた。そんなある日、瀬田の前に千春の元許嫁の男が現れて…?

離縁は致しかねます! 3巻

瀬田と向き合うことを決めたものの、他の女と戯れているところを目撃しショックのあまり家を飛び出した千春。行き場のない千春に声をかけたのは、瀬田と訪れた遊郭の女性で…?

離縁は致しかねます! 4巻

瀬田が父を欺いた張本人であると知ってしまった千春。家を出ていく千春に瀬田は「次は探さない、迎えにも行かない」と伝えた。復縁もせず、さりとて離縁もしないままひと月が経ち――…?

離縁は致しかねます! 5巻

瀬田の傍に仕え、誰よりも彼を理解している梅さん。しかし彼女の過去には謎が多く……梅さんが抱えていた、大きすぎる秘密とは――?

離縁は致しかねます! 6巻

「私を――抱いてください」千春が出会った活動家の女性・史子は瀬田の昔の知り合いだという。そんな史子に瀬田への手紙を託されて、千春の胸に不安が広がり…?

離縁は致しかねます! 7巻

2人の元を訪れた瀬田の旧友・渡辺は、なんと千春が憧れている画家だった。居候させてほしいという渡辺の申し出に浮かれる千春の一方で、瀬田の表情は曇っていき…?

離縁は致しかねます! 8巻

渡辺との関係がひと段落したのも束の間、2人のもとに魔の手が忍び寄る――…。苦しくなってきた事業に頭を悩ませる瀬田のもとに、ある知らせが届いた。それは2人の関係を大きく揺るがすもので…?

離縁は致しかねます! 9巻

“完璧な妻”で居るために身を引く覚悟を固め、妾となることを選んだ千春。しかし、嫁候補の寿子と並ぶ瀬田を目の当たりにした千春は、まだ彼の妻でいたい自分の気持ちに気づいてしまい――…?

離縁は致しかねます! 10巻

「妻を働かせるなんて夫として、男として恥ずかしい」――学校の講師にならないかという史子からの誘いを、瀬田に却下され動揺する千春。瀬田らしくない物言いの原因は、本当に価値観のズレなのか、それとも…?

離縁は致しかねます! 11巻

梅さんの知られざる過去を、ひょんなきっかけで知ることになった金田。瀬田家の台所を取り仕切る彼女の秘密、そして金田の思惑とは――…。千春は2人の会話を偶然立ち聞きしてしまって!?

離縁は致しかねます! 12巻

絵の講師を務める学校で、有名画家・染谷勇市と一緒に授業を持つことになった千春。初対面とは思えぬ高圧的な態度と失礼な物言いに腹を立てる千春だったが、理由はそれだけではなくて…?

離縁は致しかねます! 13巻

予備試験後も展覧会の準備で忙しなく過ごす千春は、ふと長いこと寛志と触れ合っていないことに気づく。“お互い忙しい”言い訳じみた思いを抱え歩いていると、関西にいるはずの寛志が女性と笑いあっていて――。