一家団欒の時を楽しむ佐知たちの前に刑事・山田が現れ、ワケありの犬を預かることに。その可愛らしさに史は「うちのこにしよ!」と夢中になる。ひとりぼっちの犬に自分を重ね合わせていたのだ。だが賢吾は飼うことに反対し…? いつか訪れる別れを経験させたくないという賢吾の親心だと察した佐知は、傷つくことから守るだけが親の役割ではないと諭す。いつだって賢吾は佐知と史の知らないところで、優しさを与えようとするのだ。そんな中、元の飼い主の手がかりが見つかり…?【電子特別版】佐倉温先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録!