あらすじ

世界一の古書店街・神田神保町。祖父の遺した古本屋を引き継ぐため、その街で暮らすことになった百木田(からきだ)三姉妹。古本の香りに包まれながら三姉妹は色褪せない日常を紡いでいく――。
百木田家の古書暮らし 1巻
世界一の古書店街・神田神保町。祖父の遺した古本屋を引き継ぐため、その街で暮らすことになった百木田(からきだ)三姉妹。古本の香りに包まれながら三姉妹は色褪せない日常を紡いでいく――。
百木田家の古書暮らし 2巻
神保町の古書店を引き継ぎ、ディープな街で暮らす三姉妹。次女二実(ツグミ)は客の依頼で、ある画集を探すことになる。それは心ならずも気になってしまう怪しい隣人・梓沢(あずさわ)が探している本と同じ…? 著者の普世久講(ふせひさつぐ)とは何者なのか――。
百木田家の古書暮らし 3巻
古書の街・神保町で暮らす三姉妹それぞれの恋愛模様に変化あり。画家普世久講(ふせひさつぐ)の日記を探す二実(ツグミ)と梓沢(あずさわ)。なかなか見えてこない梓沢の人物像に二実は興味を持ちながら自分と葛藤する日々。日記を探す梓沢の本当の目的とは――。
百木田家の古書暮らし 4巻
世界一の古書店街・神田神保町でせわしなく暮らす三姉妹。画家 普世久講(ふせひさつぐ)の日記を見つけたことで、三姉妹は梓沢(あずさわ)と自分たちの関係に疑問を抱き始める。二実(ツグミ)の梓沢への想いはどこに向かうのか――。
イエスタデイをうたって afterword

イエスタデイをうたって afterword

本編最終回の後日談を描いた新作読切『イエスタデイをうたって 特別編―11・S14―』、単行本未収録の幻の読切『夏の姉』を初収録。冬目景が『イエスタデイをうたって』を振り返る最新インタビューやアニメ版・藤原佳幸監督との対談ほか、『イエスタデイをうたって EX』の内容もアップデートして選り抜き収録した冬目景ファン必携の一冊!!
138°E

138°E

村田蓮爾ニュープロジェクト始動!! マンガ×イラスト×映像×音楽がスパークするモンスターコミック誌誕生!! 村田蓮爾を中心に、林田球、またよし、たかみち、冬目景、JDMorvan&bengalら国内外の超実力派アーチストが集結するコミック誌です。驚天動地のカラー&モノクロコミックから多彩な印刷技術を用いた大判イラストレーションまで、最先端のアートカルチャーシーンを凝縮した284ページ極厚仕様。特別付録DVDでは、UKクリエイター・Huw Williams&David Altweger(unit10)が手がけたコミックコラボムービーを収録。
試し読み
空電の姫君

空電の姫君

伝説のロックバンドのギタリストを父に持つ女子高校生・保坂磨音(ほさかまお)はアマチュアバンド「アルタゴ」のメンバーになる。歌が上手くて美人でミステリアスな親友・支倉夜祈子(はせくらよきこ)も絡んで練習やライブに挑む彼女の青春漫画。バーズコミックス「空電ノイズの姫君」全3の続編ですがここから読んでも大丈夫です。冬目景さんの最新作を是非どうぞ。
ACONY

ACONY

築70年以上経つ“しきみ野アパート”に引っ越してきた空木基海(うつきもとみ ルビ)13歳。お隣さんはかわいいけど、ちょっと不思議な少女。名前はアコニー、ペットはコウモリなんだって。
マホロミ

マホロミ

土神(にわ)は建築科の大学生1年生。ある日同級生の卯(あきら)と共に解体中の洋館に出かける。そこで見つけたドアノブに触れた途端、目の前に幻の扉が現れる。その夜、再び洋館を訪ねた土神は謎の少女から、それが建物の持つ「記憶」であると告げられる―――廃屋の中に佇み、同じ幻を見た彼女と出会い、土神の日常がざわめき始める…!!
羊のうた

羊のうた

高校生の高城一砂は、幼い頃に別れた一つ年上の姉・千砂と再会し、高城家に代々伝わる「病」のことを聞く。その「病」は、発病すると「吸血鬼」のように、他人の血が欲しくなるという。やがて発病し、発作に苦しむ一砂に千砂は自らの血を与えるが……。
ZERO

ZERO

全校集会に遅刻した釘町は、体育館で全生徒が死んでいるのを見て愕然とする。そこに一人佇む少女は、間尾――。2ヶ月前、釘町は転校生・間尾の、不器用で誤解されやすい素顔を知り、親しくなる。だが間尾は仲間に利用され退学することに。「学校」に拒絶され排斥された間尾の、それは復讐だったのだ――。
僕らの変拍子

僕らの変拍子

手を傷めたためにピアノを辞めた柳川は、早々に大学への推薦入学を決め、退屈な毎日を送っている。帰宅途中、廃屋に人が出入りしているのを見かけ中へ入った柳川は、少女に声をかけられ、ある物をもらう。その少女、有島との出会いに柳川は……!? 冬目景デビュー作「六畳劇場」を含む全7編を収録した初期作品集。
百木田家の古書暮らし
三姉妹と看板建築 #1巻応援
百木田家の古書暮らし 冬目景
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
この建物見たことある気がする……三姉妹の住む古書店兼住宅を見て思う。 しかし少しネットで探ってみても、同じ建物はヒットしない。……そう「看板建築」って言うんだったな。店舗部分だけ洋風にした家屋。ネットには良い感じの古建築の写真がいくつかあるが、同じ物は見つけられなかった。幻だったのだろうか……。 三省堂の店舗が建て替えになると聞いた。また少し変わる風景。思い出の中でうろ覚えになる街の姿。そんな場所で、慣れない古書店業に右往左往する次女、彼女を支える長女と三女の三姉妹。リアリティを感じられる範疇での三人の冒険譚は時にのんびり、時にスリリングで楽しい。古書店業の業務も興味深い。 隣の同業者の従業員と何か縁のある次女、昔の恋を忘れられない長女。そしてDV男と離れられない同級生が好きな三女の想いは、殊の外強烈だ。恋と古書店サバイバル、さらにお隣の秘めた思惑が不穏さを醸し、気持ちがざわつく第1巻。 そして古書の町である神保町は、出版社・カレー、そして古い建築のある場所。この作品には街並みがそのまま描かれて、雰囲気も良いし、行ったことのある人は盛り上がれる事請け合い。 私が知っている"ような気がする"建物で、三姉妹が生活している事を空想する。本の中に"変わらない"神保町とイキイキと動く「空想の」彼女達を封じ込めた、と考えると、虚実入り混じった記憶のバグを泳ぐ様な不思議な感覚があった。