「悪い子には、お仕置きをしなくてはならないね」雪弥*は友人に会うために訪れたイギリスで事故に遭遇し、そこで美貌の青年を助ける。もう会うこともないと思っていた数日後、再び彼は現れた。貴族であり侯爵のグレアムは優雅に微笑み、自身の館に雪弥を招待した。優しげだがどこか断ることを許さないその雰囲気に、頷くしかできない雪弥。そして豪華な晩餐の席で、甘い囁きと芳しい酒に酔わされてグレアムの誘いに応じてしまう。キスも抱擁も、そしてその先も……禁忌と知りながら抱かれた翌日。雪弥は、グレアムの瞳に隠された秘密を知ってしまい!?(*「雪」表記は「木へんに雪」)