あらすじ

大聖女となったヒルネは、赴任地の南方都市イクセンダールへと旅立つのでした。ジャンヌとホリーに加えて、騎士・ジェレミーたちもお供に、遠路を進んでいきます。だけど、ホワイトな環境を望むヒルネは、みんなに睡眠時間をばっちり確保してもらおうと…!?
転生大聖女の異世界のんびり紀行(1)【電子限定描きおろしペーパー付き】

ブラック企業に勤める比留音(ひるね)は、女神の加護を受けて異世界へ転生しました。そして、金髪ガール・ヒルネとして生きることに。だけど前世のようにあくせく働くのはイヤなので、大聖女になってのんびり生活しようと決意したのです。マイペース&スローライフな、居眠り大聖女の伝説が幕を開けます!

転生大聖女の異世界のんびり紀行(2)【電子限定描きおろしペーパー付き】

見習い聖女として、厳しい修行をのんびりこなすヒルネ。チートな治癒魔法と、キュートな笑顔で町の人達を幸せにしていくのでした。そんな日々を過ごしていたヒルネとホリーは、聖女昇格の儀を受けることになりました。長時間の“試練の祈り”に、果たしてヒルネは寝ずに耐えられるのでしょうか…!?

転生大聖女の異世界のんびり紀行 3巻

「聖女昇格の儀」で破格の才能の発揮し、ヒルネは晴れて聖女となりました。そして町の人達や兵士達に、圧倒的カリスマと、神がかったキュートさで救いと癒やしを与えていくのでした。そんなヒルネの耳に、湯屋(銭湯)の噂が入ります。行くしかない! 快適なぐーたらライフのために!?

転生大聖女の異世界のんびり紀行 4巻

のんびりライフを送っていたヒルネ達に、大ピンチが迫ります。なんと、皆既月食と共に、大量の瘴気が王都を襲うというのです。皆を護るために、聖女達は徹夜で祈りを捧げることに。だけど、あまりにキツい儀式の中、どんどんと脱落者が現れてしまい…!? 親友のホリーすら力尽きる中、ヒルネはその実力の片鱗をみせるのです。

転生大聖女の異世界のんびり紀行 5巻

大聖女となったヒルネは、赴任地の南方都市イクセンダールへと旅立つのでした。ジャンヌとホリーに加えて、騎士・ジェレミーたちもお供に、遠路を進んでいきます。だけど、ホワイトな環境を望むヒルネは、みんなに睡眠時間をばっちり確保してもらおうと…!?

転生大聖女の異世界のんびり紀行 6巻

南方都市イクセンダールにてヒルネの日常は、大聖女のお勤めに追われて 慌ただしくなってきました。もっと、のんびり過ごしたいヒルネは、大教会の修繕に乗り出したのですが……!?

転生大聖女の異世界のんびり紀行 7巻

夜の散歩中に、ヒルネがたどり着いたのは製鉄所。そして、ズグリ親方から劣悪な労働環境を聞きます。ヒルネは「流しの聖女」マクラと名乗りホワイトな職場にするべく聖魔法を発動するのでした……!

転生大聖女の異世界のんびり紀行 8巻

ヒルネたちは、街の人たちとイクセンダールのシンボルであった時計塔の再建を試みるのでした。そして、聖魔法を使って鐘を作り上げた時に、先代の大聖女・マルティーヌが姿を現しました……!

転生大聖女の異世界のんびり紀行

大きなあくびと癒しの物語

転生大聖女の異世界のんびり紀行 キダニエル 四葉夕卜
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

「過労死したOLが魔法世界に転生したら、聖女の才能を見出されたので睡眠は確保しながら大聖女を目指す!」長いタイトルにしたらこんな感じ? 睡眠確保、が大事なところ。主人公の聖女見習いは過労死の過去を繰り返すまいと、とにかく眠りを追求。昼寝、居眠りと欲望に忠実。いつでも眠そうな様子に、穏やかな気持ちになる。 魔法世界の人々も同じように感じるらしく、彼女は膨大な魔力も相まって、次第に癒しの聖女として人気者になる。めんどくさがりなようでいて、人の辛さに寄り添い、癒そうと力を尽くす優しい主人公の姿が、癒しそのもの。 彼女が魔力を放つ時、世界が輝き、尊さが溢れる。そして大きなあくびに、「あの子だからなぁ」という謎の和みが発生する。あぁ、楽しい! そんな癒し系主人公は、実はまだ8歳。彼女に仕えるメイドさん、いつの間にか面倒を見ている級友の、三人の少女たちが努力したり協力したり、美味しいものを食べたり……そして三人で添い寝する。あ……愛らしい。 深く考えずに愛らしさと癒しを得たい時に、羽毛布団に潜り込むように、この世界観に浸りたくなる。現世を生きるのに向いてないと感じる、あなたと私のための作品です。昼寝しよ。