あらすじ

太閤。日輪。天下人。あらゆる称号を手にした戦国の覇者・豊臣秀吉。卑賤の身から日ノ本の皇帝へと成り上がり未曾有の規模で“海外進攻”を行った男の、知られざる秘密…。400年以上も隠された“歴史の真相”が信憑性のある資料を基に“新解釈”で解き放たれる! 豊臣秀吉とは何者だったのか……。そして、大いなる野望を込めた“日輪のデマルカシオン”とは一体……!? 第1巻には特別企画「麒麟 川島明×漫画家 藤堂裕『信長を殺した男』対談」も収録!
信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 1巻

太閤。日輪。天下人。あらゆる称号を手にした戦国の覇者・豊臣秀吉。卑賤の身から日ノ本の皇帝へと成り上がり未曾有の規模で“海外進攻”を行った男の、知られざる秘密…。400年以上も隠された“歴史の真相”が信憑性のある資料を基に“新解釈”で解き放たれる! 豊臣秀吉とは何者だったのか……。そして、大いなる野望を込めた“日輪のデマルカシオン”とは一体……!? 第1巻には特別企画「麒麟 川島明×漫画家 藤堂裕『信長を殺した男』対談」も収録!

信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 2巻

痩せこけた異形の体躯。漆黒の中で爛爛と光る眼。日ノ本の皇帝にまで昇りつめた豊臣秀吉が自らの生い立ちを独白! そして、天下分け目の決戦でありながら不明瞭な、豊臣秀吉vs徳川家康「小牧・長久手の戦い」。その驚くべき内実が…!!

信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 3巻

秀吉×家康、知られざる天下分け目の激戦に終止符が! そして、生前の信長と秀吉が交わした“最後の会話”が「イエズス会」協力の元、衝撃緻密に描かれる。また、世紀の偉人「茶聖・千利休」、謎に包まれた、その実像と死の真相に迫る…。さらに、秀吉の闇深き人間性を描いた外伝、「信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~―深淵(アビス)【前後編】―」を特別収録!

信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 4巻

豊臣家に隠された出産の秘密。歴史に葬られた巨大大仏の謎。千利休切腹の疑問。教科書には書かれなかった秀吉、天下獲り全真相が今、暴かれる! 光と影。その輝きが強ければその闇もまた―――。

信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 5巻

新たな乱世が、火蓋を切る…! なぜ日ノ本は太閤・豊臣秀吉の激情的行動を止められなかったのか…!? 独裁者と化したその男が向かった先は、海の先。今、未曾有の歴史的行軍が始まる―――! 累計270万部突破! 大反響歴史ミステリーコミック「信長を殺した男」最新刊、解禁! ―――世界は、豊臣秀吉に恐怖する。

信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 6巻

天下人・豊臣秀吉。たった一人の日本人が400年前に起こした朝鮮への日本軍侵攻。その驚くべき内実が明らかになる。朝鮮の英雄・李舜臣の決死の戦い。謎の集団、沙也可。日本に連行され激動の中を生きた一人の美しき朝鮮人。日本・朝鮮、双方の視点から積み重ねていってみえた戦争。我々の知らない歴史がいま紐解かれる―――。

信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~

『信長を殺した男』の秀吉版

信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 藤堂裕 明智憲三郎
六文銭
六文銭

『信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~』が非常に興味深い内容でしたので、本作も手にとってみました。 まだ4巻ですが、これもめちゃくちゃ面白い。 前作の主人公が明智光秀で、黒幕である秀吉との対立構造を中心に描いておりましたが、本作は、本能寺の変以後も含む、より秀吉に物語がフォーカスした内容になっております。 前作同様、引き続き秀吉は悪役のようなテイストになっておりますが、それでも出自のエグさを中心に、秀吉のあらゆる行動の動機や経緯を丁寧に描かれており、どちらかというと秀吉に共感したくなってしまうのが良かったです。 誰の子かもわからない、卑しい身分から立身出世し、いかにして最高権力者まで昇りつめることができたのか。 そのバイタリティの一旦が垣間見えます。 具体的に、なぜ、朝鮮出兵したのか? 諸外国の交流とくに宗教の制限をした理由など、出生時の経験とともに描かれており、また膨大な参考文献の数々で裏打ちされているのも、説得力増してよかったです。 マンガでありながら、秀吉が思い描いた大望について(あくまで諸説あるなかの一説としてですが)知れる重厚な内容です。 デマルカシオンの意味も本作で知りました。 歴史好きにはぜひ読んでいただきたい一冊です。