あらすじ

京極家お抱え刀鍛冶を決める、五ツ胴にてのためし斬り。武州源斉と相馬幻山の刀が見事裁断してのけたが、源斉の刀は欠け、幻山の太刀は折れ曲がってしまっていた。今一度打たせた上で優劣を決めることとなる。狂ったように刀を打つ幻山だったが、焼き入れ具合が掴めず、荒れる。息子の佐一郎は父を見放したが、妻の美津は源斉に身を投げ出して秘法を聞きだしてきた。しかし怒った幻山は美津を惨殺。その血と自らの血を用いて焼入れを行い、死ぬ。完成した魔刀は領主に鋳潰せと命じられたが、成長し刀の鑑定家となった佐一郎の腰には、女の血を好む魔刀が…。
剣鬼女人斬り

京極家お抱え刀鍛冶を決める、五ツ胴にてのためし斬り。武州源斉と相馬幻山の刀が見事裁断してのけたが、源斉の刀は欠け、幻山の太刀は折れ曲がってしまっていた。今一度打たせた上で優劣を決めることとなる。狂ったように刀を打つ幻山だったが、焼き入れ具合が掴めず、荒れる。息子の佐一郎は父を見放したが、妻の美津は源斉に身を投げ出して秘法を聞きだしてきた。しかし怒った幻山は美津を惨殺。その血と自らの血を用いて焼入れを行い、死ぬ。完成した魔刀は領主に鋳潰せと命じられたが、成長し刀の鑑定家となった佐一郎の腰には、女の血を好む魔刀が…。