あらすじ

救命センターに緊急搬送される患者に神速のメスが振るわれる!!その外科医の名は、“ホルスの手”九条十三郎!!その卓越した技術に、夢を馳せるセンター長・桐生真冬!!男たちの想いが交差する時救命医療とは何かが問われる!!
ホルスの手 1巻
ホルスとは“再生”を司る鳥頭人身の神の御名――。その寵愛を腕に宿した外科医・九条十三郎!!大江戸総合病院、緊急救命室に日々搬送されてくる患者に対しその圧倒的手技が冴え渡る!!彼が救うのは命のみに非ず!!!患者の人生をも“再生”する!!!!!
ホルスの手 2巻
救命センターに緊急搬送される患者に神速のメスが振るわれる!!その外科医の名は、“ホルスの手”九条十三郎!!その卓越した技術に、夢を馳せるセンター長・桐生真冬!!男たちの想いが交差する時救命医療とは何かが問われる!!
ホルスの手 3巻
ここが救命医療最前線!!圧倒的スピード感と迫力で、命の瀬戸際を熱描する緊急コール24時!!“再生”を意味する“ホルス”の手を持つ天才外科医・九条が立ち向かうは、成功率10%の難手術!!日本医療界が威信を賭け、結成された医師団――。果たして特別な“手”たちは、たったひとつの命を救えるのか!?読者待望の第3巻!!!
ヤミ川崎~もがきの境界線~

ヤミ川崎~もがきの境界線~

母のネグレクトにより常に腹を空かせていたショウは、兄とともに人を襲って弁当を奪うことを覚える。富裕層が住むタワーマンションが建ち並ぶ一方、工業地帯の片隅で、ヤミに染まらなければ生き延びられない残酷な弱肉強食の日常も存在する。そこは、スラム“川崎”。成長とともに凶悪化していくショウの行く先は――!?
銀のアンカー

銀のアンカー

かつてアメリカ経済界で「草刈機」と呼ばれた元カリスマヘッドハンター・白川義彦。日本に帰ってきた彼は、突然就職セミナーに現れ、講師が語る“キャリアアップ”という言葉の怪しさを論破する!白川の論調に感銘を受け、彼を訪ねた大学3年生の田中雄一郎と北沢千夏。軽い気持ちで就活を考えていることを見抜いた白川が、2人に授けた就活指南とは!?前代未聞の内定請負漫画、ここに開幕!
紅の戦艦

紅の戦艦

尖閣諸島近海に、突如出現した巨大不審船。その姿は、北緯30度43分、東経128度4分、東シナ海の海底300メートルに3330名の英霊とともに眠るはずの“戦艦大和”!!尖閣諸島の一つを破壊したそれは、“大和”を名乗り、航行を開始する!!果たして“自称大和”の正体は?そしてその目的は?今、史上最強戦艦と守護神・イージス艦との衝撃のバトルが始まる!!
鰹みだれうち

鰹みだれうち

漁獲高が減り後継ぎも減り、先細る日本漁業…。船頭を亡くし路頭に迷うカツオ船に、データを駆使する現代っ子の息子が帰郷する!! 狙うは一攫千金!! 海洋一本釣りロマン!! 新しい切り口で大漁旗を狙う、海のドラマが幕開く!!
玉屋一代 花火心中

玉屋一代 花火心中

花火が上がると同時に聞こえる“たーまやー”の掛け声。その起源が此処に在り!!! 一瞬に一生を懸ける男の生き様!! 江戸の二大花火師の一人、玉屋・壱兵衛。己の瞼に焼き付いた“紅い華”を追い求める―――!! その行く手に立ちはだかる鍵屋・弥兵衛…。散る潔さこそ究極の美、咲き誇るは至高の美!!! 大江戸花火師物語、開幕―――ッ!!!
ホルスの手
色々と惜しい
ホルスの手 関達也
名無し
医者漫画のパイオニア的なブラックジャックに始まり、 「神の手」と言われるような名医を主人公にした 医療漫画は色々とある。 コンマ数秒数ミリ単位でのミスすら許されない、 失敗すれば死に直結するという過酷で非常な世界。 いや、失敗しなくても助からないだろうという、 手の施しようがない患者たちを前にして、 医療漫画の名医たちは、 的確な診断、冷静な判断、 超人的な体力と精神、機械のように正確な技術、 生の尊重と愛。 それらを複合させた色々な医療ドラマを それぞれの「神の手」を中心に見せてくれた。 「ホルスの手」の主人公は色々な面で優秀な医者だが、 最大の武器は端的に言えば「スピード」。 題名の通りに、なるほどそういう意味で神の手か、 と納得させられる、スピードがまさに倍増する 具体的な特技「神の手・ホルスの手」を持つ。 実はこの神の手は、第一話では披露されていない。 第二話でその武器「神の手」は発揮される。 種明かしをしてしまえば「それだけーっ」だとも いえる特技特徴なのだが、逆に言えば 「誰もが納得するスピードが倍増する技術」 なのだ。 まさに文字通りで、一目でそれが納得できて、 それが出来るなら最強の「神の手」なのでは と思わせる技術が披露される。 そして、それは色々な手術シーンに応用できて 面白い医療漫画にすることが可能な技術で、 これは面白い漫画になるかも、と思った。 実は第一話を読んだ感想としては 「そんなに期待しないで読んだけれど  もしかしたらこの先は面白くなるかもな」 と言った感じだった。 で第二話で「ホルスの手」の正体を見て 「あれ、これ以外と面白くなるかも」 と思った。 で、実際に回を追うごとに色々な状況での 様々なホルスの手が披露された。 だが、なにか少しづつ私が期待した展開と違った。 あくまでも私的な感想だが、 盛り上げ方が好みと違うというか。 患者さんが搬送されてくるあたりから ものすごくスピード線が多い絵が連続して、 緊迫感があるシーンが出てくるのだけれど、 そのまま神の手披露まで一気に走る感じで 逆になんだか話が軽いように感じてしまって。 もう少し緩急をつけてくれたほうが盛り上がれるのにな、 という感じというか。 このあたりは好みの問題だと思うが、自分としては せっかく「ホルスの手」という面白い神の手をもつ 主人公の漫画に出合えたのに 「惜しい・・」と思ってしまった。