あらすじ何かをやろうとしている人間には、目に見えない引力があって、迷ってる人間はそれに引っ張られるんだと思う――。何事も型破りな直視が気に食わない生徒会長・アルミ。彼女の嫌がらせはエスカレートしていく一方。だが、“クラス追試”をきっかけに、ばらばらだったクラスメイトの心が一つにまとまり始める。追い風が吹き始めたかと思われたが……。
日本橋ヨヲコ先生の連載デビュー作。「プラスチック解体高校」というユニークなタイトルが付いてますがロボットとかメカ的な物は出てきません。けれども普通じゃない学園モノになってます!とにかくヒロインの古屋ナオミが破天荒です。第一話の入学式の日から他のクラスメイトが見てる前で主人公の蔵田三成に大人のキスをした挙句に「キスが下手」とダメ出しをします。ナオミは始終こんな感じなんですがどんな逆境にも屈しないのでとてもカッコいいんです。彼女の生き様が主人公達がコンプレックスを乗り越えて成長するきっかけになっています。途中で打ち切りが決まったようですがそんなことを感じないくらい面白かったです。主人公やヒロイン、後に漫画家になる町田都は「G戦場ヘブンズドア」にも登場します。なんだか名前に見覚えがあると思ったらそういうことだったんですね。