『新しいきみへ』――物語の開幕から終幕まで期待と興味をかき立て続けてくれる変幻自在な吸引力を持つ秀作【一気読みのすすめ】
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『新しいきみへ』(三都慎司/集英社) 恋愛ものを入口にしながらその先に待つのは……? 追い続けている作品はどれも好きだし面白い。そんな読み続けていた作品が最終回を迎えたとき、一抹のさみしさは覚えてしまうものの、それでも「読んで良かった」と心
妻の浮気を誤解した高校教師の佐久間悟。傷心のまま旅し、故郷・小田原でひとりの少女と出会う。不貞を働きそうになるが正気に返って再び日常へ。新年度、担任するクラスに見覚えのある姿が…。「相生亜希です はじめまして」 “あの日”の少女は魔性の魅力を携え、悟に迫る。教師と生徒、禁断の恋愛劇が開幕。