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優奈は2人の娘と、少し呑気だけど家事にも“協力”的な夫と暮らしていた。近くに住む母・政子が優奈は苦手だが、定期的に孫の顔を見せに帰るのは、優しい父・肇がいたから。しかし、肇が突然帰らぬ人となる。
肇の死後、不安定になっていた政子は元気を取り戻しつつあった。しかし優奈の政子に対して感じた小さな違和感は、日に日に現実味を増していくばかり。そしてとうとう決定的な事件が…!?
「認知症」そう診断された政子との同居を決めた優奈。仕事、子育て、家事の日々に母の面倒が加わり、心身ともに限界を迎えつつあった。そんな中、厳しい母の意外な本心を知ることとなり…?
日に日にエスカレートする政子の問題行動に疲弊していく優奈。家族も政子をなんとなく避けるようになっている中、夫・宗二朗の帰りが遅い日が続き…。「――まさか、浮気なんてこと、ないよね…?」
政子の介護に加え、夫婦関係の悪化に限界を感じた優奈は、同僚の勧めで試しに日中だけのヘルパーに頼ることに。そこで出会った担当者・中里は人当たりもよく、プロの仕事に安心する優奈。しかし…?
ギクシャクした宗二朗との関係、思うようにいかない介護、ボツになってしまった企画…。様々な不安が重なり、優奈はとうとう爆発してしまう。戸惑う家族の前で、優奈が出した決断とは…?
