あらすじ銭ならいくらでもあると言えるほど、仕事に勢いづいていた米問屋の河内屋(かわちや)は、遊女・花柳(はなやぎ)のワガママを聞いて散財する。そして金がある自分に群がる人々に呆れる河内屋は、私は金につられる女郎ではないという花柳の言葉だけが真実だと思い込む。しかし翌年、仕事に失敗してすべてを失った河内屋は、せめて最後にと残った金をかき集めて花柳に逢いに行くのだが……!?