あらすじ

曹操の生まれた後漢朝時代、宮廷内は皇帝の信任を得ていた宦官が専横の限りを尽くしていた。幼なじみの袁紹らが国の未来を憂いていた頃、曹操は自分のやりたいことが見つからず放蕩三昧であった。しかし、曹操二十歳のとき、洛陽の北部尉に任官してから徐々に頭角を現し始めた。そして曹操三十歳のとき、天下を揺るがす黄巾の乱が起こった。
曹操孟徳正伝 1巻

曹操の生まれた後漢朝時代、宮廷内は皇帝の信任を得ていた宦官が専横の限りを尽くしていた。幼なじみの袁紹らが国の未来を憂いていた頃、曹操は自分のやりたいことが見つからず放蕩三昧であった。しかし、曹操二十歳のとき、洛陽の北部尉に任官してから徐々に頭角を現し始めた。そして曹操三十歳のとき、天下を揺るがす黄巾の乱が起こった。

曹操孟徳正伝 2巻

最愛の人、玲月を亡くし隠遁生活を送っていた曹操のもとに袁紹が訪れた。時の皇帝が改革のために新設した西園軍に曹操も招集されたのだ。しかし、皇帝崩御とともに改革も頓挫し、洛陽に残った曹操も政変に巻き込まれていく。漢帝国をなんとか立て直そうとする曹操だが、朝廷は最悪の怪物に掌握されてしまった。暴虐の限りを尽くすその男の名は、董卓――。

曹操孟徳正伝 3巻

帝を擁した曹操は、自ら皇帝を僭称する袁術を討ち、さらには皇帝に帰順しない張?・劉表連合軍をも撃退。勢いにのった曹操は劉備軍と合流し呂布を討ち取り、河南四州を押さえることに成功した。一方、公孫?を破り、河北四州を手中にした袁紹も再び許都を狙う姿勢を見せた。黄河をはさんで曹操と袁紹、2人の英雄がついに激突する。