あらすじ

呪われし骸骨魔導師 × 骨まで愛する狂愛の王女。「ヒューゴの呪い、あと二週間で解いてみせる」王に課された期限内にヒューゴにかかった“呪い”を解こうと、寝食も忘れて解呪の方法を探すマルリ。すでに“呪い”を受けて十年が経つ。解呪を諦めているヒューゴはマルリの体を案じるばかりで、解呪の期待どころか協力もいっさいしない。どんなに愛を伝えても、褥をともにしても、ヒューゴの心はかたくななまま――だが、マルリはヒューゴをもとに戻すための奇策を実践しながら「骸骨のままでもいい」と高らかに笑う。誰にも渡さないわ。この骨の、末節骨のひとつ、耳小骨のひとつだって、絶対に誰にも渡さない、すべて私のものなんだから――一途と思えたソレは、もはや執着を超えた狂熱の愛。そんなマルリにヒューゴは……。呪いを受けたがゆえに愛する姫から逃げまくる骸骨魔導師と骨まで愛する狂愛の王女の、執着と愛と独占欲に満ちた、秘密で不思議なエロマンス。
白骨の貴方に臓物と愛を[1]

呪われし骸骨魔導師 × 骨まで愛でる才色兼備な王女。モリッツランドの第2王女マルリには12歳年上の婚約者ヒューゴがいた。だが、マルリが8歳のとき、ある呪いを受けて白骨化(生存中)したヒューゴは婚約破棄を申し入れマルリの前に姿を見せなくなってしまった。王都から遠く離れた地にある名門トリアウエ魔法学校に入学したマルリは、何年も国に帰国せずヒューゴのことも忘れてしまう……と思いきや、ヒューゴのことが好きで好きでたまらないマルリ姫は白骨化の呪いを解くために奮闘する。骨の自分など誰が本気で相手にするものかと引いてしまうヒューゴに、マルリ姫は愛の言葉を紡ぎぐいぐいぐいぐい攻めまくる。あげく「ヒューゴだったら、骨でもいいの」と言い放ち、彼の白骨に細く白い指を這わせて――。呪いを受けたがゆえに愛する姫から逃げまくる骸骨魔導師と骨まで愛する狂愛の王女の、秘蜜で不思議なエロマンス。

白骨の貴方に臓物と愛を[2]

呪われし骸骨魔導師 × 骨まで愛する狂愛の王女。「ヒューゴの呪い、あと二週間で解いてみせる」王に課された期限内にヒューゴにかかった“呪い”を解こうと、寝食も忘れて解呪の方法を探すマルリ。すでに“呪い”を受けて十年が経つ。解呪を諦めているヒューゴはマルリの体を案じるばかりで、解呪の期待どころか協力もいっさいしない。どんなに愛を伝えても、褥をともにしても、ヒューゴの心はかたくななまま――だが、マルリはヒューゴをもとに戻すための奇策を実践しながら「骸骨のままでもいい」と高らかに笑う。誰にも渡さないわ。この骨の、末節骨のひとつ、耳小骨のひとつだって、絶対に誰にも渡さない、すべて私のものなんだから――一途と思えたソレは、もはや執着を超えた狂熱の愛。そんなマルリにヒューゴは……。呪いを受けたがゆえに愛する姫から逃げまくる骸骨魔導師と骨まで愛する狂愛の王女の、執着と愛と独占欲に満ちた、秘密で不思議なエロマンス。