あらすじ

呪術師としての成人の儀の直前に、銅鏡の中の世界に呼び寄せられてしまった清夏。その世界で美しい白虎・ハクと出会うが、元の世界には戻るには、この世界の「妖」と契り、式神契約を結ばなくてはいけなくて…?
白虎の契り

呪術師としての成人の儀の直前に、銅鏡の中の世界に呼び寄せられてしまった清夏。その世界で美しい白虎・ハクと出会うが、元の世界には戻るには、この世界の「妖」と契り、式神契約を結ばなくてはいけなくて…?

黒豹の契り

漆黒という名の黒豹の式神を持つ呪術師の由羅。契りを交わした仲だが、初めての時に受けた屈辱を由羅は根に持ち、溺愛してくる漆黒に素直になれない。そんな折、偵察で遣わした漆黒が捕らわれてしまう事件が起き…?

鬼人の契り

呪術師の家系に生まれた橙弥は、目覚めると妖だらけの異世界にいた。「鬼を探せ」という親友の言葉を頼りに正親という美しい鬼と出会い、ともに生活することになるが、正親は何故か橙弥を覚えているようで…?

水神の契り

「贄」の家系に生まれた天音は、常に化け物に命を狙われる不幸な体質の持ち主。持て余した母親によって呪術師の家系である東家に預けられるが、そこで導かれるように妖だらけの鏡の裏の世界に引き込まれてしまう。見知らぬ世界で天音を待ち受けていたのが、東の屋敷で唯一心を開いていた妖・十六夜だった。元の世界に戻るには妖と契って式神にする必要があると聞かされ、天音は戦くが、神々しいばかりに美しい十六夜に「私がおぬしの式神になってやろう」と体を求められて…!?