あらすじ

『死は いつだって そばにあった ぬくもりと共にーーーー』 少年はなぜ剣闘の世界へ至ったのか 真っ暗闇を生き抜く儚い命 そこには哀しくもあたたかい一片(ひとひら)のぬくもりがあった… これは少年剣奴カリュの壮絶な生い立ちを綴る物語ーーーー
娑婆王・獄(1)THE KING OF GLADIATORS
二つの民族が世界を二分し、雌雄を決した大戦が果て 勝者は『神』に 敗者は『奴隷(にえ)』に 滅亡を逃れる術は唯ひとつ 皇帝が布告した剣奴の頂点『娑婆王』となること 奴隷が天下をも与えられるというその極み目指して今 少年剣奴『カリュ』が立ち向かう!! 過酷な生い立ちを生き延び、運命に弄ばれ“剣奴”となった少年は、譲れない信念を不釣り合いな巨大弓に宿らせ、敗けられない闘いへと挑んでゆく――― 二年に一度、世界を巡り“十戦”催される大剣闘舞台『娑婆十煉獄』 その“十戦”を勝ち抜き生き抜いた最強剣奴の称号こそが『娑婆王』――― 死すら救いとなる剣闘の世界でカリュは闘い生き抜き すべての屍を超え『王』となることはできるのか!? 『ぜんぶころしていきのこるんだ 娑婆王になるために―――!!!!!!』 熾烈な剣闘(ころしあい)の宿命を背負った剣奴たちの生き様、死に様を見よ!! 闘いのなか芽生える絆、譲れない信念、渦巻く死の中にこそ燦然と輝く生を見よ!! 少年剣奴カリュの苦悶、成長、激闘をいざ刮目せよ―――!!!! 大剣闘浪漫の黙示録いざここに開幕―――!!!! 『汝ら娑婆を潜りしもの 一切(すべて)の希望を棄てよ 但し『王』となりしもの 遍く天下(すべて)を與えられん』 ―――皇帝『炎龍』の勅令より―――ー 週刊少年チャンピオンに連載された『娑婆王』の続編にして 主人公を新たに生まれ変わった『娑婆王・獄』 「画闘」の異名を持つ作者が魂を込めて描き上げる終末世界の大剣闘浪漫!! 舞台は世界!! 譲れない信念を各々が胸に抱き 『王』となるは果たして誰か!? そして『王』は地獄を穿てるのか――― ついに『娑婆十煉獄』の火蓋が切って落とされる―――!!!!
娑婆王・獄(2)THE KING Of GLADIATORS
『死は いつだって そばにあった ぬくもりと共にーーーー』 少年はなぜ剣闘の世界へ至ったのか 真っ暗闇を生き抜く儚い命 そこには哀しくもあたたかい一片(ひとひら)のぬくもりがあった… これは少年剣奴カリュの壮絶な生い立ちを綴る物語ーーーー
娑婆王

娑婆王

大戦の果て、勝者・黒曜族は「神」に。敗者・翡翠族は「奴隷」に。剣奴として慰み者になった翡翠族の希望は唯一つ。黒曜族の皇帝・炎龍が天下すら与えると約束した最強剣奴の称号「娑婆王」。同族同士、血で血を洗う剣奴達の戦いが始まる……。