「兄からの褒賞を断ったSPは貴様か?」日本に華々しく降り立ったノルド王国軍総帥、ユーリは、ずらりと並ぶ警視庁のSPの中から、迷うことなく東堂喬也を選び、自分のいちばん近くに付くことを命じる。以前ユーリの兄が来日した時も、喬也は警護班に抜擢され、活躍が認められたが、ノルド王国からの褒賞を断っていた。その事をユーリは不快に受け取ったのか、今回の喬也の役目は警護だけではなかった。「貴様を呼んだのは、私が愉しむためだ」ユーリは喬也に身体の関係を要求してきたのだ。「SPは男娼ではありません」SPのプライドをかけて喬也は毅然と断るが…。