誕生日にプレゼントされたお菓子を食べた次の日から、望んだものが自分に近づくことを許さない「ブロックスキル」を手に入れた伯爵令嬢のリネア。彼女はこの特異な能力を手に入れると同時に、悪夢を見続けてしまう現象に悩まされていた。最初は物語だと思っていた怖い夢は、どうやら自分の未来のようで…。それに気づいた彼女はスキルを使って、一人で現状を打破する方法を模索する。孤独になっていくリネアだったが、彼女を支えたのは、お菓子の研究をしていた皇位継承権も持つ貴族ラース・イル・スヴァルドで…!? このまま「悪魔のような伯爵家」の令嬢として破滅なんてしたくない!