あらすじ小さなスパゲティー屋で働くすーちゃんは、なにげない日常の中で、他の人とはちょっと違う景色を見てしまう女の子。毎日通る坂道で、懐かしい裏山で……気まぐれなフシギは彼女の前にだけ訪れる。まるでその場所が持つ記憶や意志のような、居心地の良い違和感に包まれるヒミツの5分、最終巻もご一緒に!
芦奈野ひとし先生の作品を初めて読みました。なんとなくpanpanya作品を思い出しましたが、より言葉も絵もシンプルに世界の不思議を描かれていて、読んでいると心が癒されていくのを感じました。人ではない存在、あの世でもこの世でもない場所、目に見えない風情…などを優しいタッチで表現されてますが、なぜだかとても説得力があるんです。私たちの日常のそばに不思議があるのは当たり前のことなんだよと教えてもらえたような気がしました。