あらすじ

未来にアルノルトが起こす戦争を阻止するためリーシェは、ガルクハインとコヨル国との関係改善に動き出す。騎士見習いのフリッツたちとの交流を深める中で、戦争を止めたいという想いを募らせる一方、アルノルトは カイルとの会話でコヨル国が直面する実情を察してしまう。コヨルを救いたいと願うリーシェは、目的のためなら彼女すら排除すると言い放つアルノルトを見て、己が為すべきことを悟る―― 「またここに帰ってきます。何度でも会いに来ます」 過去に結んだ絆と思い出を胸に秘め、自分の信念に懸けて望んだ未来のため邁進するループファンタジー、第5幕!
ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(1)(ガルドコミックス)

公爵令嬢リーシェの人生には大きな秘密があった――。それは“20歳で命を落としては婚約破棄の瞬間に戻ってしまう”こと。これまで商人や薬師、侍女などそれぞれで充実した時間を満喫したが7回目の今度の人生は、違った決意に満ちていた。「今度こそ長生きをしてゴロゴロした生活を送りたい!」 だが、実行に移すべく城を飛び出そうとした矢先、皇国ガルクハインの皇太子アルノルトと邂逅を果たす。彼こそ“騎士”だった前世でリーシェを殺害した張本人だった! さらに、妙に気に入られ結婚まで申し込まれてしまい――!? ゴロゴロしたい決意とは裏腹に、波瀾万丈な7回目の人生が始まる。

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(2)(ガルドコミックス)

毎度20歳で死んでは生き返るリーシェは、迎えた7回目の人生で前世で自分を殺した皇太子アルノルトとの婚約生活を開始する。アルノルトがこれから引き起こす侵略戦争を未然に食い止め今度こそ長生きしてゴロゴロした生活を堪能するべく、手始めに身の回りの改革から始めることに。「この離宮を、新人侍女たちの教育の場にしたいの」 過去の経験を活かして、画期的な育成法を実践するリーシェ。そして更に、かつて商人の師匠だったタリーと接触を図るが――!? 念願のぐうたら生活はどこへやら。豊富な経験を活用し前向きに人生を突き進むループファンタジー、第2幕!

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(3)(ガルドコミックス)

リーシェは“商人”人生の恩人であるアリア商会のタリーに 今世でも助力を請うべく接触を図るも、無碍に断られてしまう。なんとしても彼と商会を味方に付けたいリーシェは、翻意を促すため、皇太子妃として渾身の提案をぶつけた! 「お客を選ぶのではなく、我々の手で作り出しませんか?」 そして、師匠相手の大立ち回りがひと段落したと思いきやリーシェは近習たちの暗躍により拉致され、貧民街に連行される。そこで待ち受けていたのは、第二王子テオドールで――!? 次から次へと襲い掛かる無理難題。くじけず、めげずに、念願のぐうたら生活を夢見て突き進むループファンタジー、第3幕!

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(4)(ガルドコミックス)

皇太子アルノルトと第二皇子テオドールの間に長年にわたり横たわっていた確執とすれ違いをなんとか解決したリーシェ。訪れた平穏な時を満喫するべくアルノルトに手合わせをおねだり、さらに男装し騎士の訓練に紛れ込んだりと相変わらず忙しいようで? そして、アルノルトとのお出掛けで贈られる宝石の色を問われ―― 「この人の瞳と同じ色をした石はありますか」 二人の関係に変化の兆しも漂い始める一方、過去の人生でも出会ったコヨル国の王子カイルがある目的を胸に来訪してきて……。様々な職業で得た知識を駆使し、立ちはだかる難局を乗り切り、夢のぐうたら生活を目指すループファンタジー、第4幕!

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(5)(ガルドコミックス)

未来にアルノルトが起こす戦争を阻止するためリーシェは、ガルクハインとコヨル国との関係改善に動き出す。騎士見習いのフリッツたちとの交流を深める中で、戦争を止めたいという想いを募らせる一方、アルノルトは カイルとの会話でコヨル国が直面する実情を察してしまう。コヨルを救いたいと願うリーシェは、目的のためなら彼女すら排除すると言い放つアルノルトを見て、己が為すべきことを悟る―― 「またここに帰ってきます。何度でも会いに来ます」 過去に結んだ絆と思い出を胸に秘め、自分の信念に懸けて望んだ未来のため邁進するループファンタジー、第5幕!

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(6)(ガルドコミックス)

リーシェは未来の妻として、戦争以外の可能性を示すべく、カイル王子と同盟を結び、アルノルトとの会談に臨む。熟練の職人や博識な学者といったコヨル国が誇る“未来をより素晴らしいものにするための力”を伝え、侵略戦争へ進んでいくアルノルトの未来を変えようとするが……。そんな願い虚しく、毒としての“火薬”の価値を見せつけようと企むミシェルに、リーシェはかつての師を越える一計を案じる―― 「あなたの生み出すものは毒だけではありません」 積み重ねてきた経験を糧に、新たな可能性を見出し希望の未来へと突き進むループファンタジー、第6幕!

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(7)(ガルドコミックス)

リーシェの尽力によって実現した、コヨル国との同盟。アルノルトの起こす戦争回避に向けて、二人の関係にも変化が見え始めた。そんな中、リーシェはアルノルトとの婚儀を進めるため、未来のアルノルトが焼き払う聖王国ドマナの大神殿へ向かう。侍女人生で仕えた、天真爛漫な令嬢ミリアと再会するのだが―― 「私に呪われたらみんな死んじゃうのに……」 一方のアルノルトも、リーシェに新たな感情を見せ始め……!? 懐かしき人々との再会は新たな波乱の幕開けか!? 悲劇を回避し未来を切り拓くループファンタジー、第7幕!

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(ガルドコミックス)

ループを繰り返して生まれた規格外なご令嬢

ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(ガルドコミックス) 木乃ひのき
ゆゆゆ
ゆゆゆ

ルプなな、2024年アニメ化とのこと、おめでたいです。 悪役令嬢追放モノかつ、20歳で死んで追放された瞬間に戻るというループものという境遇にある、主人公リーシェ。 ループしているものの、記憶は引き継いでいるため、ループするたびに強くてニューゲームになっていっています。 そしてループしていると気づいてからは、そのループでの目標をたてやり遂げていこうとするくらい、したたかです。 それから記憶は引き継いでいるものの、ちょっとした変化で、起きるイベントも変わっているようで、ループごとに違う出来事が起こっているようです。 作品の舞台となる7度目のループの世界では、6度目の人生最期に関わりをもった大国ガルクハインの皇太子アルノルトと出会うという、今までにない出来事が起こります。 それをきっかけに婚約して、大国へわたって、あれよあれよと、怒涛の日々。 リーシェは気づいてないようですが、ゴロゴロするために憂いをなくそうと全力をつくしているので、目標にたてたゴロゴロする生活をできていません。 頑張り屋のリーシェと、それをあたたかく見守るアルノルト。 表情の子細がわかる漫画だとよくよく伝わってきて、規格外な二人を前に、思わずニヤニヤしてしまいます。 その頑張りの根幹は、アルノルトを闇落ちラスボス化はせないことなのですが、果たしてどうなるんでしょう。 私は小説家になろうに掲載されている原作小説から、木乃ひのき先生の漫画に入りました。 小説の雰囲気が漫画にばしっと描かれていて、展開は知っているはずなのに楽しく読んでいます。 ちなみに原作者の雨川透子先生、いろんな小説を並行して大量に書かれていて、書籍化もばんばんされていて、さらに会社員もされているというのだから、驚きです。 この作品の雰囲気が好きなら、原作者さんの他の作品も楽しく読めると思います。