甘く縺れる枷鎖の音
私の王子様は最強。寂れたアパートに一人暮らしで、掃除も洗濯も料理も苦手な引きこもりの小説家だ。彼の名は隼人。私より15歳も年上。隼人のことは全部好き。ななめ後ろからのあごのラインも、タバコをくわえた口元も。そして何より、くわえタバコで不敵に笑うこの表情が、最高――…。だけど、この王子にはもうひとつ、最大の最強がある。えっちも最強なこの男と私は、血がつながってるから、超最強――。親が離婚して私達が別々に引き取られた時、私はまだ赤ん坊だったけど、9年前隼人が内緒で会いに来てくれたあの時から、彼は私の王子様。…そう、だから、お兄ちゃんは私のもの。誰にも渡さない。誰も邪魔しないで……!