児童養護施設「かのん」で新米の臨床心理士として働くことになった五十嵐奏馬。施設の子どもたちが抱えるさまざまな苦しい現実を目の当たりにし葛藤の連続だが、自分だからこそ出来る向き合い方をさがしながら、本気で仕事に取り組み始める。そのきっかけをくれた先輩の兎野響もまた壮絶な虐待を受けた被害者で、施設の子どもたちのみならず、響の力になるために、もっと強くなりたいという気持ちが、奏馬の心に芽生え初めていた。奏馬の葛藤と成長を通し、社会問題である児童虐待について問いかける感動のヒューマンドラマです。※第8~9話を収録